グーグルアシスタントの個人秘書機能「ルーティン」が始動

Photo by Brad Barket/Getty Images for ONWARD17

昨年10月、グーグルは同社のイベント「Made by Google」で、グーグルアシスタントにマルチコマンド機能の「ルーティン(Routines)」を搭載すると発表した。

ルーティンは1つの命令で予め設定された複数のタスクを実行する機能。そのルーティンの機能の提供が3月12日にいよいよ始まった。今後、数日の間で米国のユーザーらが利用可能になる。機能の詳細はグーグルのサポートブログに掲載されている。

ルーティンを用いると朝起きた際や、これからベッドに入る際、帰宅した時や外出する時などの毎日の暮らしに欠かせない機能を、シンプルなコマンドで一気に動作させることが可能だ。

グーグルは公式ページで現在、6つのルーティンを公開しており、その中には通勤の際に便利なルーティンも含まれている。例えば、一日の始まりに使いたいコマンドとしては下記のような機能が用意されている。

グーグルアシスタントに「Hey Google, good morning」と呼びかけた場合、下記のような動作が実行される。

・アンドロイド端末のサイレントモードの解除。
・室内の照明の切り替え、エアコンの調整、コーヒーメーカーを起動する。
・本日の天気情報や通勤の際の交通状況の通知。
・カレンダーに登録された予定を教える。
・音楽やニュース、ラジオの再生及びスマートスピーカーの音量の調整。

また、就寝する際に「Hey Google, bedtime」と呼びかけると、端末をサイレントモードにし、明日の予定や天気情報を再生するなどの機能も利用できる。

ルーティンは、グーグルアシスタントに連携させた全てのデバイスが操作可能になる。グーグルは米国以外の地域ではルーティンの簡易版的位置づけの「My Day」機能を提供している。これは「今日はどんな日?」という日本語の呼びかけに対し、天気や交通状況、予定などをまとめて通知する機能となっている。

編集=上田裕資

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