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I write about Uber, the sharing economy and startups.

stockfour / Shutterstock.com

家賃が高い米国の都市部に暮らすミレニアル世代の間では、シェアハウスが人気だ。しかし、ルームメイトを探すのは簡単ではない。2018年のフォーブスの「30アンダー30」に選ばれたShruti Merchantも、かつてサンフランシスコのベイエリアに引っ越した際にその難しさを実感した。

「医学部を中退したばかりで知り合いがいなかった」とMerchantは語る。「そこで誰もがやるようにクレイグスリストで物件を探し、知り合った7人と大きな家に住むことにした」

そのうちの数人と親しい友人になったMerchantは2016年、誰もがルームシェアを簡単に始められるサービス「HubHaus」をKerry Jonesと共に立ち上げた。

HubHausのビジネスモデルは5~10ベッドルームの大きな一軒家を借りあげ、寝室単位で個人に貸し出すもの。借り手はオンラインで申し込み、HubHausがルームメイトをマッチングする。ソファや食器などの生活必需品は用意されているが、各自の寝室は自由にコーディネート可能だ。

立ち上げから2年が経ち、今ではベイエリアとロサンゼルスにある70の物件に400人以上が住んでいる。HubHausはシリーズAラウンドで「Social Capital」や「General Catalyst」から1000万ドル(約10億円)の出資を受け、これまでの調達総額は約1150万ドルになっている。

出資元のSocial CapitalのパートナーのMike Ghaffaryによると、この分野の大手は「Roommates.com」で、1日当たりのページビュー数は100万を超えているという。しかし、家賃の上昇やミレニアル世代の都市部への流入が増加するなか、新たなサービスにも十分なチャンスがあるとGhaffaryは考えている。

コワーキングスペースを運営するWeWorkもシェアハウス部門の「WeLive」を立ち上げた。また、「Starcity」は古い物件をまるごと買い上げ、シェアハウス向けにリノベーションする事業を手がけている。

「HubHausのゴールは単なる賃貸物件を運営することではない。そこに暮らす人々が各自のライフスタイルを表現できる場所にしたい。だからこそ寝室には自分の好きな家具を置いたり、好みのポスターを貼れるようにした」とMerchantは言う。

家主にとっては部屋を貸す際にHubHausと一括契約するだけで済む点もメリットだ。空室や家賃の滞納などのリスクを取るのはHubHausだ。

「リスクはあるが、シェアハウスの需要が高いためすぐに空室を埋めることができる」とMerchantは言う。

HubHausで物件を公開し、入居者が決まるまでにかかる期間は平均2週間程度だ。Merchantによると入居率は98.5%に達しているという。

編集=上田裕資

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