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メディアとエンターテイメント担当

舞台裏から見た今年のアカデミー賞授賞式(Photo by Matt Petit/A.M.P.A.S via Getty Images)

ハリウッド最大の祭典、アカデミー賞授賞式が行われるロサンゼルスのドルビー・シアター。大勢の映画人で賑わう式当日、ステージの奥にはプレゼンターや受賞者が壇上に出る直前に心を落ち着かせたり、景気づけの一杯を飲んだりするための控え室が出現する──。約270人もの中継スタッフが動き回る舞台裏においてそこは、オアシスのような空間だ。

オスカーの控え室は2016年以降、スイスの高級腕時計メーカー「ロレックス」がスポンサーを務めてきた。今年の内装のテーマは「アルプスの山小屋」。木をふんだんに使った93平米の部屋の壁には、アルプスのマッターホルンの巨大な写真と、オスカーの歴史を彩る数々の名場面の写真が並ぶ。

なかには2002年に黒人女性として初めて主演女優賞に輝いたハル・ベリーの姿もある。ロレックスの腕時計を着用した映画人たちの写真が多いが、同社の広報担当者によると、一度もプロダクトプレイスメント料(広告料)を払ったことはないという。


(Photo by Neilson Barnard/Getty Images)

映画芸術科学アカデミーのサポーターであるロレックスはまた、映画監督のマーティン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロン、キャスリン・ビグロー、アレハンドロ・G・イニャリトゥがアンバサダーとして出演するCMを授賞式の中継中に放映した。

この4人の監督作品が現在までに受賞したオスカーの数は57にのぼる。2009年に6部門を受賞した「ハート・ロッカー」のビグローは、監督賞を受賞した唯一の女性だ。今年の監督賞では、「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグが女性監督として史上5人目のノミネートを果たしたが、惜しくも受賞には至らなかった。

ロレックスはさらに、2019年にロサンゼルスに開館する予定のアカデミー博物館(The Academy Museum)のサポーターにも名を連ねている。同博物館は、映画史の貴重な資料となる写真、フィルム、台本、ポスター、デザイン画などを収集するという。

2018年の第90回アカデミー賞は、ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」が最多13部門にノミネートされ、作品賞と監督賞を含む4部門を受賞したほか、マーティン・マクドナー監督の「スリー・ビルボード」とジョーダン・ピール監督の「ゲット・アウト」などが有力ライバルとして注目を浴びた。また、式の模様は225カ国で放送された。


カードを片手に受賞を喜ぶギレルモ・デル・トロ監督(Photo by Eric McCandless via Getty Images)

編集=海田恭子

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