世界のテクノロジー大手7社がイスラエルでやっていること

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4. アリババ

アリババはイスラエルのQRコード企業「VisualLead」の買収交渉を進めている。VisualLeadのテクノロジーは企業ロゴや写真、動画などのあらゆるイメージをQRコードとして利用可能にするもの。アリババはこの技術でブランドと消費者をシームレスにつなごうとしている。

ジャック・マーは今年5月にイスラエル訪問を予定。昨年10月にテルアビブにR&D拠点を開設するプランを発表した同社は、今後さらにイスラエルとの関わりを深めていく見込みだ。

5. サムスン

サムスンはイスラエルに投資部門の「サムスン・ネクスト・テルアビブ」を開設し、過去2年で10社以上のスタートアップに出資を行っている。また、もう一つの投資部門「サムスン・カタリスト・ファンド」も主にイスラエルの大手企業を支援している。

また、イスラエル国内に2つのR&D拠点を設立。ヘルツリーヤにカメラテクノロジー開発部門を置き、テルアビブでは半導体技術の開発を行っている。

6. アマゾン

アマゾンは以前からヘルツリーヤに拠点を設け、プライム・エア事業で使用するドローンの研究開発を行ってきた。同社は昨年、新たに100名の現地エンジニアや自然言語処理のエキスパートらを雇用し、アレクサのアシスタント機能の向上を目指している。

7. グーグル

グーグルは2013年にイスラエルのソーシャル・カーナビゲーション企業の「Waze」を11億ドル(約1166億円)で買収した。Wazeはドライバーに渋滞や最速ルート情報を伝えるアプリとして、世界中で利用されている。

グーグルはWaze経由で収集したデータを用い、相乗りサービス等の新たなレイヤーにビジネスを広げていく。Wazeは今後、グーグルの自動運転部門にとっても重要な役割を果たすと見られている。

編集=上田裕資

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