ピュー研究所の2016年の調査では、米国成人のネット利用者の79%がフェイスブックを使っていた。2位はインスタグラムで32%だった。今年の調査で、ピュー研究所は調査方法を変更し、対象をネット利用者に限定せず、"全ての米国の成人"とした。
今年の全成人を対象とした調査でも、フェイスブックの利用率は68%と高かった。しかし、これを上回る利用率を記録したのがユーチューブで、その比率は73%だった。しかし、以前からユーチューブがフェイスブックよりも人気だったのかどうかは分からない。ピュー研究所は2016年の調査では、ユーチューブを調査対象に含めていなかったからだ。
その他のプラットフォームの最新のシェアは次のようになっている。インスタグラム(35%)、ピンタレスト(29%)、スナップチャット(27%)、リンクトイン(25%)、ツイッター(24%)、WhatsApp (22%)。
インスタグラムの利用率は2016年の28%から35%に伸びたことも確認されている。また、平均的な米国成人は3つのSNSを利用しているとピュー研究所は分析している。他のSNSと並行して、最も利用されているのがユーチューブだとされている。
しかし、利用頻度の観点からいうとユーチューブの頻度は低い。フェイスブックユーザーの74%は、毎日サイトを訪れており、51%は一日に複数回サイトを見ている。これに対し、ユーチューブの利用者が毎日サイトを訪れる率は45%で、一日に複数回利用するユーザー比率は29%に過ぎなかった。
年齢層でいうと、18〜24歳の人々のユーチューブ利用率は94%だった。これに対し、50歳以上の利用率は56%だった。また、18〜24歳の人々は、他のどの年齢集団よりもスナップチャットやインスタグラム、ツイッターの利用率が高かった。
スナップチャットの50歳以上における利用率は、わずか7%だった。
また、今回の調査で、性別によるプラットフォームの好みの差も鮮明になった。女性の41%がピンタレストを利用していたが、男性の利用率は16%に過ぎない。これは、ピンタレストは女性のためのもの、という評判を裏づける結果となった。