「Mate 10 Pro」はSIMフリーのスマホとして米国でも購入できるが、値段は約800ドルと高めだ。下記にMate 10 Proのメリット、デメリットをまとめてみた。
メリット
デザイン:ファーウェイのデザイン能力がここまで進化したかと思わせるほど、デザインは素晴らしい。筐体はアルミと滑らかにカーブしたガラスパネルで作られている。背面には指紋認証センサーもあり、現在手に入るものの中で最も認証スピードが速いと言えるだろう。6インチの有機ELディスプレイが搭載されており、画面比率は18:9だ。
バッテリー寿命:バッテリー容量は4000mAhであるため一度の充電でかなりの長時間にわたり使用可能だ。Mate 10 Proで採用しているARM系チップの「Kirin 970」は、独自技術によって最適化されているため、2~3日はバッテリーが持つようになっている。
パフォーマンス:「Kirin 970」は素晴らしいCPUで、ソフトウェアもこのCPUに合わせて最適化されている。あらゆるタスクを高速でこなし、6GBのRAMを搭載している点も魅力的だ。
悪い点
ソフトウェア:OSは「Android Oreo」で、カスタムUIのEMUIが搭載されている。しかし、このEMUIがかなり独特な操作感で、戸惑ってしまうユーザーも多いと思われる。
ヘッドフォンジャックがない:Mate 10 Proにはヘッドフォンジャックがない。これをデメリットと考える人は多いはずだ。付属品としてUSB-Cのイヤホンと3.5mmジャックへの変換アダプタが付いてくるが、マイナスポイントであることは間違いない。
大手キャリアの提携がない:Mate 10 Proは米国では大手キャリアとの提携なしでの販売となっている(日本ではMVNO各社が取り扱い中)。米国ユーザーは800ドルを一括で支払う必要があり、ファーウェイは分割払いを提供していない。ネットワークもGSM/LTEに限定される。