初めての管理職、どうすれば? 不安を抑える3つのコツ

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2. 失敗を認める

完璧なマネジャーらしくあろうと努力するのではなく、失敗を認めることに慣れよう。無視できないほど大きくなる前に、失敗に対処すること。自分の行動全てに最初から責任を持ち、自分がこの役職の適材だということを証明しよう。

ちなみにここでの失敗は、あなたのものばかりとは限らない。部下を持つようになった今では、あなたの部下の失敗は、あなたの責任としてみなされるだろう。

失敗したチームメンバー本人に責任を押し付けたい衝動に駆られるだろうが、これはリーダーの取る行動ではない。良いリーダーは、自分の監督下で起きた問題に対し、全責任を取るものだ。こうすれば、周囲の人もそれを模範とし、同じような行動を取るようになる。

3. 助けを求める

新たな仕事についてのあらゆることに神経質になっているのに、助けを求めるのをためらってしまうかもしれない。表向きは自信があるように見せたい。自分のやるべきことなんて既に分かっている、と。だが、あなたが最初からうまくできることを期待する人はいない。

新しいポジションに就く人は誰しも、落ち着くまでの間に指導を必要とする。自分で解決しようとするのではなく、問題のごく初期段階で助けを求める方が、マネジャーとしては好印象だ。今までに経験したことのない状況に陥った場合、以前同じ状況に置かれた人から助言を受けていれば、成功の確率が上がる。

また、助けや助言を求めることで自分が無能に映ると思っているようであれば、それは心配無用だ。複数の調査によると、必要なときに助けを求める人の方が、実際はより有能だと思われることが分かっている。

昇進を受け入れ、新たなリーダーシップの役割に備えた後は、こうした初めての緊張感をしっかりと受け止めよう。しかし同時に、マネジャーになる上で大事なことは完璧な経歴を持つことではないと覚えておくこと。失敗により、親近感の持てるリーダーとなることができ、社員が助言を必要としているとき、現在抱える問題について話したいときに求められる人になる。

毎日ポジティブかつ熱心な態度で臨み、仕事をやり抜く意欲を見せれば、新たな職務に就いたあなたの適性を疑う人などいないはずだ。失敗を認めたり、助けを求めたりすれば、尊敬を集められる。また、周囲の人も皆あなたのような行動を取るよう触発されるはずだ。

編集=遠藤宗生

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