求職者が「出るくい」になるためにできること

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5. 面接官への質問

面接で他の候補者と差をつけるには、面接官の質問への答えよりも面接官への質問が大事だ。面接を受ける企業を調べ、業界や企業、職務、目標、仕事で直面しそうな課題について次のような賢い質問を考えておく。

求職者:御社は北米以外でも拡大中で、再販業者と欧州・南米の子会社をどちらも活用されていると思いますが、2018年の事業拡大計画はどうでしょう? 再販業者と自社営業部の協業はどう進化しますか?

6. 給与交渉

大半の人は給与交渉の場で「私にふさわしい給与を何なりとお与えください」という姿勢を取るよう教え込まれているが、あなたには市場価値がある。現在の年収を聞かれたら「私は年収5万ドルの仕事を探しています。この仕事はどうでしょう?」と聞こう。

7. 辞退する意思

あなたの時間や貴重な意欲を、やる気をそぐような人に捧げてはいけない。不適切な仕事はいつでも断れるよう心の準備をしておこう。必死な様子をしていると、あなたを不当に扱う会社を引き寄せ、強く自信のある人を雇いたい指導者を遠ざけてしまう。

8. 自信をつける

高慢な態度と自信は違う。高慢さは恐怖心の裏返しで、自分を強く見せたいけれども内面は弱々しく感じているときに取る態度だ。自分の足で立つことに安心できない、話せない、自分に強い意志がないと感じていることに気付いて恐怖心を克服し、自信を持とう。

自信は一生涯かけて培うものだ。自分が望むほど自信を感じられなくても自分を責めず、諦めないことが重要だ。

9. 内定条件の交渉

内定をもらった時点で、採用責任者から提示された条件に納得していれば、その場で承諾しても良い。その時点で確信が持てなければ、ためらわず書面の内定通知を頼み、数日かけて考えよう。「48時間以内に承諾書に署名して送り返してください」と言うような雇用主からは逃げること。これは企業が恐怖心を持っている証拠だ。

10. 考え方

就職活動に限らず、キャリアの鍵は考え方だ。自分のキャリアを自分で決めることを諦め「私を雇いたい企業であればどこでも良い」と言っていると、それが現実のものとなってしまう。これはあなたの人生、あなたのキャリア、あなたの進む道だ。その最高経営責任者(CEO)はあなたであり、その道を一緒に歩むのが誰でも良いわけはない。

翻訳・編集=出田静

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