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「マクラーレンF1」の血脈を受け継ぐハイパー・GTカー、コードネーム「BP23」。ディヘドラル・ドアはマクラーレンのロードゴーイング・カーに受け継がれる伝統。BP23では、開口端がルーフまで広がる。

フォーミュラ1のような最高峰のレースでは、勝利がすべてである。そんな厳しい場所を自らの戦いの場に選び、常に最も高い場所を目指して、戦い続ける。そんな企業が、マクラーレンである。最高峰のレースで戦うことで得た知見を活かすべく、市販車メーカーのマクラーレン・オートモーティブ、研究開発会社であるマクラーレン・アプライド・テクノロジーズといったグループ企業が存在する。

創業者のブルース・マクラーレン自らがF1ドライバーであり、自ら駆るレーシング・カーを開発するために設立した企業で、ながらくF1を戦うことに特化していた。が、1994年に初のロードゴーイング版となる「マクラーレンF1」を発売して以降、スーパー・スポーツカー・メーカーとしての側面も持つようになった。

鬼才のレーシングカー・デザイナーとして名高いゴードン・マレーの手による「F1」は、マレー自ら「20世紀の遺産となる」と宣言したことで、さらなる話題を呼んだ。しかも、その言葉の通り、いまだに色あせない金字塔となっている。

いささか前置きが長くなったが、その「F1」の血脈を受け継ぐハイパー・GTカーの開発が着々と進められている。顧客の好みを汲んでパーソナライズされた一台を仕立てるビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズが手がけるプロジェクト「Bespoke Project Ⅱ」と、「F1」から受け継いだ3座のレイアウトから、コードネーム「BP23」の名で呼ばれている。マクラーレンが得意とするカーボン・モノコック製の軽量ボディに、ハイパワーのハイブリッド・パワートレインを搭載すると予想される。

「F1」の生産台数同様、106台の限られた台数のみが市販される予定だ。もちろん、ビスポーク部門の手によって、ボタンの形状、内外装のカラーや素材といった細部まで、顧客の好みに沿って仕立てあげられる。詳細な仕様はまだ明かされていないが、2019年の市販に向けて、徐々にベールを脱いでいくのを楽しみに待ちたい。

text by Yumi Kawabata, Toru Izumoi(Trifoglio) edit by Tsuzumi Aoyama

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