3. ビジネスプランに縛られない
一項目ずつ着実に実現していくビジネスプランなどない。ザッカーバーグの言うように、「会社で働き、その中に縛られることにうんざりする必要がある」のだ。つまり、起業の道のりは柔軟であるべきだ。
ひとつのアイデアに縛られて、よりよいチャンスを逃すべきでない。フェイスブックは趣味として始まった。これがうまく行かなかったとしても、ザッカーバーグはすぐに別のものに移行できただろう。
起業家は特定の仕事や製品に固執してはならない。市場の変化がいかに自分のビジネスに影響するかは知る由もない。オープンマインドを保ち、起業での浮き沈みに対応する用意をしよう。
4. 利益よりも人を優先する
ザッカーバーグはかつて、「自分の直属の部下として雇うのは、自分がその下で働きたいと思える人だけだ」と語った。彼のユニークなアプローチは、さまざまな強みを持つ従業員の雇用につながった。最も才能豊かな人間でも、ひとりでは成功できないということだ。
マーケティング戦略専門家で起業家のブライアン・クリエットも、雇用方法についてはザッカーバーグと同じ考えだ。「正しい雇用により、個々の弱点を補うことができる」と彼は解説する。
「このやり方は時間を無駄にせず、スタートアップを次のレベルへ引き上げてくれる。共有されたビジョンと補完的なスキルセットは、他の何よりも成功に欠かせない」
5. やりがいを提供する
自分のビジョンに賛同してくれる人が集まれば、よりよい結果が得られる。人は壮大なものに参加していると感じれば、一層努力してくれるものだ。ザッカーバーグは次のように言う。
「お気に入りの話の一つに、ジョン・F・ケネディがNASAの宇宙センターを訪れた時のものがある。ほうきを持った清掃人を見かけたケネディが歩み寄り、何をしているのかと尋ねると、清掃人はこう答えた。『大統領、私は人類が月に立つのを手助けしているのです』と」
あなたのビジョンに賛同してくれる人々を集めよう。どんなに退屈にみえる仕事でも、熱意を引き出すことができる。