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Jonathan Weiss / Shutterstock.com

中国の「吉利汽車(ジーリー)」を傘下に持つ「浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)」の株価は、2月26日の香港市場で6.5%の上昇となった。これは、2月24日に浙江吉利控股集団を率いる李書福(リー・スーフー)が、ドイツの「ダイムラー」の株式の約9.7%を取得したとの報道を受けてのもの。

これに関連して吉利汽車の株価も上昇したが、吉利汽車は「我が社はダイムラーの株式取得とは関わりがない」と声明で述べた。同社によると株式を取得したのは李書福個人であり、李が運営する浙江吉利控股集団もこの取引に関わっていないという。

中国の自動車産業分野で最も裕福な人物である李の資産額を、フォーブスは170億ドル(約1.8兆円)と試算している。吉利汽車は昨年、中国で発売した新型車の売上が好調で、株価は140%の上昇となっていた。

李が経営する浙江吉利控股集団は、2010年にスウェーデンのボルボを買収し、経営の立て直しに成功している。吉利汽車とボルボは浙江吉利控股集団の傘下で並列の関係にあるが、ボルボとの協業で吉利汽車は企業価値を高めた。

今回の株式取得で李が支払った金額は90億ドル(約9600億円)と伝えられている。ダイムラーは声明で「李書福氏が長期的視野から株主に加わったことを喜ばしく思う。ダイムラーが持つイノベーションの力や戦略及びポテンシャルが評価された」と述べた。

李が欧州を代表する高級車ブランドを傘下に持つダイムラーの筆頭株主になったことは、吉利汽車の株主らにとっても非常に喜ばしいことに違いない。

編集=上田裕資

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