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9月から新学期がスタートするアメリカで、8月は「Back to School」シーズンと呼ばれ、年間を通じて最も書籍が売れる月となっている。しかし、米国の書店業界は昨年8月から年末にかけて、記録的な売上減に襲われていたことが明らかになった。

米国商務省の「U.S. Census Bureau」のデータによると、2017年8月の書店売上は2016年8月と比較すると10.9%の減少となった。金額で見ると、2017年8月は13億9000万ドル(約1485億円)。2016年8月は15億6000万ドルだった。

また、11月と12月の売上も不調だ。2017年11月は前年同月比で5.5%の減。12月も同8.2%の減少だった。

さらに通年で見ると、2017年の売上は2016年から3.7%の減少になった。2016年に111億4000万ドル(約1.2兆円)だった書店売上は、2017年に100億7000万ドル(約1.07兆円)まで落ち込んだ。

米国最大の書店「バーンズ・アンド・ノーブル(B&N)」のホリデーシーズンの売上も悲惨なものだった。B&Nによると昨年末の四半期の売上は9億5300万ドルで、前年同期比で6.4%の減だった。

Census Bureauが発表する書店売上は、アマゾン等のオンラインストアの売上を除いたもので、新刊のペーパーバック等を大量に販売するウォルマート等の売上もここには含まれていない。

米国の書店業界では2011年に「ボーダーズ」が経営破たん後、売上減が続いている。ただし、そのような状況下でも独自のコミュニティを作り、読書会や作家のサイン会などを定期的に開催する独立系の書店らは売上を伸ばしている。

編集=上田裕資

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