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Artem Oleshko / shutterstock.com

2月26日からバルセロナで開催される「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で公開されるはずだった、サムスンの最新端末「Galaxy S9」と「S9 Plus」のデモ動画が、誤って事前に公開され、世界のガジェット好きたちを仰天させた。

サムスンはウェブで公開した動画をすぐに削除したが、リーク情報サイトらが動画をコピーし、ユーチューブで公開している。今回のデモ動画で明らかになったのは、筆者を含む情報筋がこれまで報じてきた事前情報が、ほぼ全て正しかったということだ。

筆者は昨年12月の時点で、S9がS8とほぼ同じデザインになるとの情報を独占入手していたが、これも正しい情報だった。

しかし、今回明らかになったGalaxy S9とS9 Plusの最注目ポイントの1つは、カメラの絞り値がF1.5とF2.4の2パターンから選べるデュアル仕様となっていることだ。これにより、暗い夜間の撮影と明るい日中の撮影で、最適な露出をコントロールすることが可能になる。

その次の注目ポイントはサムスンが「エンハンスト・バイオメトリックス」と呼ぶ独自の認証システムの採用だ。サムスンはアップルのFaceIDに対抗し、顔認証と虹彩認証を組み合わせた、“インテリジェントスキャン”と呼ばれる認証システムを開発した。

この仕組みは従来の顔認証よりも精度が高く、ロックの解除スピードも速いという。また、iPhone Xとの大きな違いとしては、Galaxy S9では従来の指紋認証センサーも背面に残されており、ユーザーは好みの認証システムを選べるようになっている。

今回のデモ動画では、Galaxy S9が防水仕様(IP68規格と思われる)である点もアピールされている。また、スクリーンを上下に分割して2つのアプリを同時に表示する機能や、カメラで読み取ったテキストを、サムスン独自の翻訳機能で翻訳する場面も披露されている。

さらに、今回のモデルの売りは「Dex」と呼ばれる専用ホルダーに接続すると、端末の情報をテレビモニターに送信可能になり、PCのデスクトップのような操作が可能になる点だ。これにより、スマホをタッチパッドのように操作して、会議でプレゼンを行うことも可能になるようだ。

デモ動画では価格に関する情報には一切ふれられていない。サムスンから間もなく正式なリリースで発表されるはずだ。

サムスンは今回のGalaxy S9シリーズについて「“The Phone. Reimagined”(再発明したスマホ)」と謳っている。しかし、外観がS8シリーズとほぼ変わらない端末を、こう呼ぶのは非常に大げさな感じもする。

それでも、Galaxy S9シリーズは大ヒットになる可能性を秘めていると筆者は思う。今回の端末に実装したカメラが本当に優れた製品で、しかも、アップルが今年発売する新端末がさらに高額なものになったとしたら、S9は記録的なヒットになるだろう。

スペックの詳細についてはサムスンの公式発表を待ちたい。MWCで行われるサムスンのプレゼンが今から楽しみだ。

編集=上田裕資

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