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MoovitのCEOのErez(Photo by Clodagh Kilcoyne / gettyimages)

世界で最もダウンロード数の多い乗り換えアプリとして知られる「Moovit」が、5000万ドル(約54億円)の資金調達を行った。Moovitはイスラエル企業が開発したアプリで、今回のシリーズD資金調達はインテル傘下の「インテルキャピタル」が主導した。

また、「セコイアキャピタル」やBMW傘下の「iVentures」、俳優のアシュトン・カッチャーが運営する「Sound Ventures」も出資に参加した。インテルの上級役員で「Mobileye」のCEOを務めるAmnon ShashuaがMoovitの役員に就任することも明らかになっており、インテルが同社にかける期待の大きさがうかがえる。

MoovitのCEOのNir Erezはフォーブスの取材に次のように述べた。「Mobileyeのセンサーは車の位置情報を収集しているが、Moovitのアプリはバスや電車などの公共交通に加え、人々の細かな移動データを蓄積している。ビッグデータを活用し、都市で暮らす人々の移動の全体像を把握できる仕組みを整えたい」

Moovitのアプリは世界で1億2000万人が利用しており、乗り換え案内の「Smart Transit Suite」が好評だ。1日あたりにGPSを通じて収集されるデータポイントの数は、10億を超えているという。

Moovitが始動したのは2012年。イスラエルのテルアビブの通勤者向けに、リアルタイムの乗り換え情報を提供したいとの思いから始まった。アプリ内には利用者が最適な乗り換えプランを投稿する機能も実装した。

Moovitは現在、世界80カ国の2000都市で利用されており、2021年までに10億人の利用者獲得を目指している。

「Moovitは交通機関の乗り換え情報分野で、世界をリードするポジションに立っている。彼らとともに未来を切り拓いていきたい」とインテルのShashuaは述べた。

Moovitの累計資金調達額は、今回で1億3300万ドル(約143億円)に達した。Moovitの強みは公共交通機関だけでなく、配車アプリや自転車シェアサービスとも連携している点だ。

MoovitのCEOのErezは「我々のサービスは全ての交通手段を統合的に管理できる」と述べた。

編集=上田裕資

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