仕事がマンネリになったら やる気を取り戻す3つの方法

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子どもだったとき、世界はいつも刺激にあふれていた。毎年教室が変わり、常に新たな人に出会い、毎日新しい情報を吸収していた。

高校・大学を卒業し、初めてフルタイム職に就いたときは成功を祝したことだろう。こうした、次に何が起きるか予想できない人生の節目は、とてもわくわくする瞬間だった。

それから2、3年たち、あなたはいまだに同じ仕事を続けている。毎日同じ同僚と顔を合わせ、入社して以来同じデスクで同じ職務をし、給与さえも変わっていないことに気づき、行き詰まりを感じている。

このような気持ちを抱いているのはあなただけではない。米国で仕事に不満を持つ人の数は緩やかに減少を続けているものの、近年行われた調査ではいまだに49%の米国人が仕事に不満を持っていることが分かった。

仕事に意欲が湧かないといら立ってしまいがちだが、行き詰まっているからといってキャリアを変える必要はない。転職を模索する代わりに、自分の態度や行動に目を向けてみよう。現在の自分を管理できるようになれば、仕事の良さを再認識できるようになるはずだ。

仕事に行き詰まったときは、次の3つの方法を試してほしい。

1. 考え方を変える

かつては大好きだった仕事で行き詰まりを感じているとき、変えるべきは多くの場合、仕事ではなくあなた自身だ。採用時と職務内容は同じでも、仕事がルーティン化すると悪い面ばかり目に付くようになる。

人間は、全てのマイナス要素に注意を向けるようにできている。これは元々、生き延びるための機能だった。積極的に考え方をプラス思考に変えていけば、仕事の楽しさに再び気づくようになり、職務を変えずとも幸福度が上がる。

考え方を変えるきっかけが必要な場合は、この仕事に就きたかった理由を思い出してみよう。そもそも自分は何が好きだったのだろう? この理由を毎日考えていれば、仕事とのつながりを再び感じられるはずだ。

2. 「もっとできることはないか」と自問する

仕事がつまらないと思うようになっても、すぐに転職の計画を立てないこと。これでは問題は解決しない。仕事をあまりにも早急に辞めてしまい、私に指導を求めてくるクライアントがいるが、こうした人たちはキャリアの方向性が定まらないまま生活費を捻出しなければならない。

その代わり、この時間を使って現在の職務でもっとできることはないか考えてみよう。職場では人脈をくまなく築いているだろうか? ビジネスの理解を深める情報を得ようとしているだろうか?

周囲に存在する全ての資源を活用し、仕事への理解を深めよう。
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翻訳・編集=出田静

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