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I write about underreported tech stories out of China.

chombosan / shutterstock.com

AI(人工知能)を活用したニュース配信プラットフォームとして絶大な支持を集めているのが中国の「今日頭条(Toutiao)」だ。“今日のヘッドライン”を意味する今日頭条は、最新ニュースや動画などの様々な情報を、AIがキュレーションして届けるアプリ。

2017年の広告収入は25億ドルに達し、これまで30億ドルの資金をセコイアキャピタル等から調達した「今日頭条」の企業価値は、200億ドル(約2.1兆円)とされている。

その今日頭条が先日、3億ドル(約320億円)でカメラアプリ「Faceu」を買収した。 「Faceu」は顔認識技術を用いた、美顔フィルター効果を持つ女性に人気のアプリだ。今日頭条は今回の買収により、中国のSNSでの覇権を一気に広げようとしている。

Faceuは2016年に始まったばかりだが、2億5000万ダウンロードを誇り、月間アクティブユーザー数は8000万人。そのうち75%が若い女性だという。

今日頭条の設立は2012年。わずか数年の間に、連日1.2億人が利用するニュースポータルに成長した。同社の運営元のByteDance(字節跳動)は昨年、欧米の若い世代から絶大な支持を集める音楽アプリ「Musical.ly」を10億ドルで買収したとも伝えられている。

今日頭条とByteDanceの新興勢力は、中国のテック業界最大手のバイドゥも無視できないレベルに達したと言える。膨大なニュースサイトを配下に収め、AIを用いて写真や動画を配信する今日頭条は今や、バイドゥを脅かす存在になりつつある。

1月末に今日頭条は、「バイドゥが我が社の事業を妨害している」との声明を発表した。今日頭条は声明で「バイドゥで今日頭条を検索した場合、“このサイトは回線が不安定なため、アクセスできない場合がある”との表示が出たが、これは不適切な表示だ」と主張した。

編集=上田裕資

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