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2018.03.03

フィンテック時代の資産運用、広がる選択肢からどれを選ぶ?

TippaPatt / shutterstock.com

資産運用の取っ掛かりを作るポイントとは?

資産運用に関連する新しいサービスが次々と登場する今、「資産運用に興味はあるんだけれども、どこから手をつけたらいいか分からない」という課題感を持つ人が増えているように感じます。

これ、まさに1年前の私の状態でした。

「資産運用を始めようと思うけど、株や国債といった言葉は聞いたことあるくらいで、それぞれが資産運用サービスとどう結びつくのか分からない」…というのが当時の私が抱いていた疑問です。

1. 資産運用の種類ごとの違いを知ること
2. それぞれの領域で展開されているサービスの差を知ること
3. ご自身の資産運用の目的を明確化させていくこと

結論から言うと、この3つの点を知ることは避けては通れない道だと考えています。

現在、私は日本初のソーシャルレンディング専門メディアを運営するスタートアップ「クラウドポート」でプロダクトマネージャー兼UIデザイナーとして働いています。ユーザー行動や心理を知りたいという思いから自分自身も少額ながら資産運用をはじめました。

更に、より幅広く資産運用を取り巻く状況を理解するべく2017年10月にファイナンシャルプランナー(FP)の資格も取得しました。1年前までは資産運用についてよく分かっていない状況でしたが、現在では自社としても個人としても、「あらゆる人にとって価値ある投資機会に出会える場を想像する」ことをミッションに置き、日々、活動しています。

この連載では、フィンテック時代の資産運用と題して、これから資産運用を始めたいという20代〜30代の方に向けて、資産運用の手段とそれらに手軽に取り組める新しいサービスの紹介を行います。

私は、資産運用とはこの不確実な時代に柔軟な人生を歩むための手段のひとつだと考えています。皆様が資産運用をスタートするきっかけの一助となれたら幸いです。

資産運用の種類・サービスの全体像

さて、個別の具体的なサービスは次回以降ご紹介するとして、今回はまず資産運用商品の特徴と
それぞれの主要サービスを確認し、資産運用サービスの全体像を把握していきたいと思います。

資産運用をはじめる上で最も重要なのは、資産運用の目的とリスク・リターンを照らし合わせ、自分の目的にあった商品を選択することです。

20代〜30代の方だとこれまで資産運用をしたことがないという方も多くいらっしゃるのではないかと思いますが、まずはご自身のお金を何のために使うのか考えてみましょう。


今回は一例として、「いつ使うお金か」という時間軸ごとに商品の選び方をまとめてみました。

ご自身の資産運用の目的を明確にした後は、実際にどんな商品に投資するかを決めましょう。
次ページ > 主要な金融商品を3観点でラベル付け

文=日比谷すみれ

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