これらの端末でポケモンGOが動作しなくなるのは、iOS 11にアップデートできないことが理由だ。機種がiOS 11に対応さえしていれば、必ずしもiOS 11にアップデートしていなくても大丈夫だ。つまり、これはナイアンティック側の事情によるものではなく、アップルがiOS 11で32bitアプリのサポートを終了することに起因する問題なのだ。
iPhone 5以前を使用中の人たちは「ミニリュウ」が大量出現する2月24日開催の「コミュニティ・デイ」には参加できるが、機種変更をしなければこれが最後のイベントになってしまうので注意が必要だ。
リリースから数年が経過しており、iPhone 5以前の機種を利用しているユーザーの数が限られていることを考えれば、これは仕方のないことなのかもしれない。一方で、親が使わなくなった古い端末を子供に与え、子供がそれでポケモンGOをプレイしているケースも多いようで、一部からは不満の声が上がっている。
さらにiPhone 5sや6のユーザーもうかうかしてはいられない。筆者はiPhone 6を使っているが、「ARKit」に対応しておらず、今後は使用できないアプリが増えてくるだろう。ただし、現状は新モデルの価格が高過ぎるため、ARKitに対応するだけの理由で機種変更をする気には到底なれず、緊急度が増すまでは当面iPhone 6でプレイし続けるつもりだ。
iPhone 5以前の機種を使っているユーザーは、時間の猶予がない。今後もポケモンGOを楽しみたいのであれば、急いでアップグレードをすることをお勧めする。