「感謝する人」が常に成功する理由

michaelheim / shutterstock.com


ポジティブであり続ける

私は、自分の人生にポジティブさの模範的存在がいることを感謝している。そのうち最も身近な存在が夫のノア・フロムで、彼は私の知る限り最もポジティブな人間だ。ノアの将来に向けた展望とポジティブさはずば抜けていて、彼からは毎日新しいことを学んでいる。

夫の信念はこうだ。ポジティブでもネガティブなものでも、自分の内なる考え方は外に現れて、自分の人生や仕事、態度や個性に影響する。究極的には、常に「半分空のコップ」しか見えないようなネガティブ思考の人間のそばにいたい人などいないだろう。

ノアは私に、常に「半分満たされたコップ」を見て、どんなに不当と思われる状況でも、あらゆる挑戦やチャンス、試練にポジティブな側面を見出すようにと教えてくれた。夫を通じて私は、気の持ち方は伝染するものであること、誰もが夫のように最高の姿勢を持てるわけではないものの、私たちには選択肢があるということを悟った。

どんな状況であっても、ポジティブな感謝の心を持って対処する道を選べる。夫はよく、ポジティブでいるのとネガティブでいるのはどちらも労力は変わらない、と言う。賢い選択をしよう!

誰にも苦しい時期はある

毎日には大小さまざまな波があり、人生は絶えず私たちの能力、強さ、そして最も大切な忍耐力を試してくる。自分の物事に対する姿勢や、集中力、感謝の大きさは、幸福度と直接連動する。感謝なくして幸せにはなれない。おいしい料理、見知らぬ人の笑顔、新しい車など、何に対して感謝の心を持とうが、幸せというものはすべて、チャンスや人々、経験、挑戦のすべてに対する純粋な感謝から生まれる。

「誰もが多く持っている今の幸せについて考えなさい。誰もが多少抱えている過去の不幸ではなく」(チャールズ・ディケンズ)

行動を起こし感謝を選ぶ方法

自分の人生でのポジティブな物事や感謝すべき対象を見出すのが難しい時は、ほかの誰かが感謝の気持ちを表わしているビデオを観たりポッドキャストを聴いたりして、心を刺激しよう。ウィル・スミスがよいお手本だ。彼は感謝の心を忘れないだけでなく、極めてポジティブで、困難にも笑顔で立ち向かっている。彼からは何かしら学ぶことがある。

感謝を選ぶには、このスキルを実践する十分な努力が必要だ。一日に起きた事への感謝について、日記やスマホのメモアプリへ書き込んだり、5分間だけ頭で考えたり──どのような方法にしろ、感謝は行動から始まる。感謝の心を持つには意識的な努力が必要だが、ほかのスキルと同様に、日々の習慣になるにつれて少しずつ強化され、努力なしでも実践できるようになる。

世界を見渡すレンズを変え、感謝の心を持てば、物事が変わって見え始める。まずは、きょう自分が感謝できる5つのことを挙げてみよう!

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事