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Photo by Justin Sullivan / Getty Images

アップルの株主総会が2月13日、新たにオープンしたアップル・パーク内の「スティーブ・ジョブズ・シアター」で開催された。スティーブ・ジョブズ・シアターは「自立するガラス建築としては世界最大級」といわれ、44枚のガラスだけで白く輝く巨大な天井を支える、類まれなる建造物だ。

1000名収容のスティーブ・ジョブズ・シアターが最初に用いられたのは、昨年9月のiPhone XやiPhone 8シリーズのお披露目の記者発表だった。そして、今年2月、アップルの株主総会が初めてここで開かれ、ティム・クックCEOは、アップルペイの普及率をはじめ、多くの事柄について話した。

クックはまた、最新端末のiPhone Xの顧客満足率が極めて高く、99%に達しているとも述べた。今回の株主総会は非公開の形で行われ、メディア業界からは一部のジャーナリストらが参加した。

筆者として一番興味深く感じたのは、クックのアップルウォッチについての言及だった。アップルウォッチの売上は、「その他」カテゴリに分類され、ヘッドフォンやエアポッドの売上に含む形でしか公表されない。

昨年5月の時点でクックは、アップルウォッチの売上規模が「フォーチュン500企業のレベルだ(フォーチュン500は米フォーチュン誌が選定する米国の売上上位500社のランキング)」と発言した。1月にクックは、売上規模がさらに増大したと述べた。

そして、株主総会でクックはアップルウォッチ事業に関するビデオを見せた後「(アップルウォッチは)売上規模でフォーチュン300企業に近づきつつある」と述べたのだ。これは注目すべき発言だ。「Wareable.com」の指摘によると、フォーチュンで2017年に300位に入った企業はアルミ業界の大手の「Alcoa」で、売上は約93億ドル(約9900億円)だった。

さらにクックの発言の通り、アップルウォッチ事業が1年足らずの間にフォーチュンの500位から300位レベルに駆け上がったとすれば、爆発的成長と呼んでいい。もちろん、アップルは実際の数字を公開していないが、このような説明が行われることの意義は大きい。

フォーチュン500に選出された企業としては310位のイーベイ、314位のネットフリックス、317位のエクスペディア、さらに297位にはカジノリゾートのMGMが入っている。

アップルは2017年の「フォーチュン500」リストで、ウォルマートやバークシャー・ハサウェイに次いで3位に入り、売上は2156億3900万ドル(約23兆円)とされている。

アップルウォッチがさらに売上を伸ばした場合、ティム・クックはその規模をどう表現するのだろう。「Fast Company」は次回の決算発表で、クックが「フォーチュン100レベル」と述べるのではないかと予想している。

編集=上田裕資

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