「負け犬」にも勝ち目はある 成功に必要な6つの行動

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周囲が自分に対して払うべき敬意を払っていないと感じれば、誰でも腹立たしく思うものだ。たとえ「負け犬」と思われたとしても、私たちはキャリアアップを目指す全ての人が持つべき気持ちを、変わらず持ち続けている。

負け犬の心を強くして障害を乗り越え、成功するために必要なのは、次の6つの行動だ。

1. 目標を立てる

自分に対して払われるべき敬意が払われていないと感じるとき、私たちが自分自身の価値を認めることは難しい。そうしたときには自分自身、そして「こうありたい」と思う自分に気持ちを集中させることだ。それは私たちの個人的な、または仕事上での節目になり得る。

あなたを負け犬と見る人たちは恐らく、あなたには目標が達成できないと思っている。彼らが間違っていることを証明するのだ。他人によって、自分の進むべき道から外されてしまうことがあってはいけない。道しるべになるものを見つけ、それに向かって進み続けることだ。機会は訪れる。

2. 早めに失敗する、危険を冒す

失敗は学習プロセスの一部だ。私たちは失敗することで成長する。だから、何度か失敗することを恐れる必要はない。社会は物事が完璧に進むことを期待するものだが、だからこそ私たちは、早いうちに失敗から学んでおくべきなのだ。それが、後に成功する機会を増やしてくれる。後になって失敗してしまったとしても、諦めてはいけない。必ず挽回するのだという強い意思を失わないこと。

また、危険を冒す勇気を持つことも必要だ。すでに負け犬と思われているなら、望みの薄い試みに賭ける余裕もあるということだ。確実性より可能性を重視することが、成功の鍵を握る場合もある。

3. 状況を把握する

あまりにも自分自身に集中してしまうと、大局的な視点を失ってしまうこともあるだろう。周囲で何が起きているのかを見失う可能性がある。顔を上げて前を向き、周囲の状況を把握すること。そして、自分自身をそれに適合させ、適切に位置づける必要がある。

4. 誰より周到に準備する

私たちは自分の運命を、いくらかはコントロールすることができる。自分でコントロールできるものを利用し、準備態勢を整えておくことだ。準備をしておくことに勝るものはない。周到に準備しておいたことについて、後で落胆することは決してない。

5. 逆境に負けない

結果について、私たちにコントロールできることは限られている。だが、変化球が飛んできても、うろたえてはいけない。どんなことでも起こり得るのだと肝に銘じておく必要がある。たった一つ普遍のものがあるとすれば、それは「物事は変化する」ということだ。

例えばプランAが選択肢として考えられないものになったら、プランBを進めればいい。プランBが実行不可能になれば、プランCに移行すればいい。私たちは、変化への対応の仕方をコントロールすることができる。常に固い決意を持ち、揺るがず、一方で弾力性を失わないことが重要だ。

6. 謙虚でいる

鼻につくような派手な振る舞いを好む人はいない。キャリアにおいて自分が置かれている今の状況、これまでに与えられた機会に対し、常に感謝の気持ちを忘れないことが大切だ。私たちがあらゆることについての全てを知ることはない。いずれ全てが分かるとは思わないことだ。ただ、より多くを知り、学ぼうとすること。そして、何についてもそれが当たり前とは思わないことだ。負け犬だと思っていた人に対しても、助けがあれば目標達成が可能と思えば、周囲は必ずその人を支援する。

「負け犬」は過小評価されている。だが、それを巧みに利用すればいい。あなたは自分の価値を知っている。周囲の人たちがあなたの能力に気づくためには、それに気づかせるための何かが必要なのだ。

編集=木内涼子

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