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2018.02.18 09:00

習近平も絶賛のインド映画「ダンガル」主演俳優の絶大なパワー



カーンの映画は、貧困、教育、性暴力、ジェンダー不平等や偏見といった社会問題を扱うものが多い。中国の観客はそこにハリウッド映画や他の外国映画では得られない共感や親しみを持つのかもしれない。習近平国家主席も、昨年カザフスタンで行われた上海協力機構首脳会議でインドのナレンドラ・モディ首相に会った際、「ダンガル きっと、つよくなる」を非常に気に入ったこと、同作のような映画をもっと観たいことを告げている。

インド、中国の合作映画も製作か

中国におけるカーンの存在感は、今後も増す一方だ。「シークレット・スーパースター」は、2月15日から21日までの春節期間にさらなる興行収入を叩き出すだろう。同作はおそらく「ダンガル きっと、つよくなる」の1億9000万ドルには届かないだろうが、一部報道によるとカーンは「ダンガル きっと、つよくなる」の時よりも多額の分配金を受け取る可能性が高い。

中国政府は外国映画の年間公開本数を規制しており、外国の映画会社と中国の配給会社が収益分配を行う外国映画34本と、中国の配給会社が興行の権利を買い取る外国映画数十本を許可している。「ダンガル きっと、つよくなる」は後者だったため、プロデューサーのカーンの取り分は少なかったが、「シークレット・スーパースター」は前者に選ばれており、カーンの取り分は2500万ドル(約26.4億円)以上になると推測するメディアもある。

また、中国での人気を受け、カーンは中国の映画人との共同制作に乗り気だ。カーンは今年1月、中国メディアのインタビューで「中国には素晴らしい才能をもつ俳優が大勢いる。彼らと映画をやりたいと強く思っている。中国の優秀な人々とインドの我々とで一緒に作れば、いい作品ができるはず」と述べていた。

編集=海田恭子

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