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2018.02.16 11:30

フォーブス「フィンテック50」 初のリスト入りの16社

Jirsak / shutterstock


Guideline(ガイドライン)
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本拠地
:カリフォルニア州サンマテオ──給与業務サービスのプロバイダーと直接協力することにより、小規模企業の401kプランの管理を支援する。
調達資金:NEA、Lerer Hippeau Ventures、Felicis Ventures、その他から総額2400万ドル
創業者/CEO:ケビン・バスク(39)
脅威を与える対象:より高額の費用で小規模企業の401(k)プランの管理業務を請け負ってきた各社
脅威を与える対象:Zenefits、ADP、Paychex

iCapital Network(アイキャピタル・ネットワーク)

本拠地
:ニューヨーク──富裕層の顧客やその投資顧問が未公開株式やベンチャーキャピタル、不動産などの代替資産への投資を検討・実行する際に利用可能なオンラインプラットフォームを提供する。
創業者:ダン・ヴィーン(42、マネージングパートナー)、ニック・ヴェロニス(53、マネージングパートナー)、ローレンス・カルカノ(55、CEO)
調達資金:Credit Suisse、BlackRock、Morgan Stanley、UBS、BNY Mellonその他から総額5500万ドル
脅威を与える対象:Artivest、CAIS
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Lemonade(レモネード)

本拠地
:ニューヨーク──都市部を対象に、借家人保険と住宅所有者保険を提供する。利用者は保険加入のほか、契約内容の変更や解約もアプリを通じて行うことができる。出資者にはソフトバンクも含まれる。直近の評価額は約6億ドル。
創業者:ダニエル・シュライバー(46、CEO)、シャイ・ウィニンガー(44、COO)
調達資金:Softbank、Sequoia Capital、Aleph、XL Innovate、General Catalyst、Thrive Capital、Tusk Ventures、GV、Allianz SE、Sound Venturesから総額1億8000万ドル
脅威を与える対象:Progressive、Allstate、その他の従来からある保険会社

LendingHome(レンディングホーム)

本拠地
:サンフランシスコ──これまで小規模の取引が対象とされてこなかった不動産型クラウドファンディングの分野に進出。現在は米国内の25州でサービスを提供しているほか、14州では個人向け融資も行う。
創業者/CEO:マット・ハンフリー(30)
調達資金:Renren, Ribbit Capital, Foundation Capitalその他から総額1億6600万ドル
脅威を与える対象:従来の 住宅ローン専門会社、Better mortgage

Quandl(クアンドル)

本拠地
:カナダ・トロント──金融、経済に関するデータのほか、消費者のネット通販の利用や、物流、ネットにつながっているデバイスなど、あらゆるものに関する「もう一つ(オルタナティブ)」のデータを追跡する。大量の不明瞭なデータセットから、企業の業績などを割り出すことができる。
創業者/CEO:タミル・カメル(46)
調達資金:Nexus Venture Partners、August Capitalその他から総額2000万ドル
脅威を与える対象:定量分析を重視するヘッジファンド、IHS Markit、S&Pグローバル、ダウ・ジョーンズ

Remitly(レミットリー)

本拠地
:ワシントン州シアトル──米国と英国、カナダ、オーストラリアから発展途上国10か国への送金サービスを行う。受取人が銀行口座を所有していない場合でも、各国のウォルマートやメキシコの金融・小売会社エレクトラの店舗など、20万か所ある指定の場所のいずれかで、現金を受け取ることが可能だ。
創業者/CEO:マット・オッペンハイマー(35)
調達資金:Bezos Expeditions、Stripes Group、Silicon Valley Bank、PayU、Draper Fisher Jurvetson、QED Investorsその他から総額2億ドル
脅威を与える対象:Western Union、Moneygram

Upstart(アップスタート)

本拠地
:カリフォルニア州サンカルロス──独自のアルゴリズムを5年にわたって改良してきた同社は、融資の47%を人間の手を介さずに審査・承認することができるようになった。デフォルト率は業界でも最低の水準だ。創業者は、元グーグルのエンタープライズ部門プレジデント。
創業者/CEO:デイブ・ジラード(51)
調達資金:Khosla Ventures、Third Point、First Round Capital、Rakuten, Marc Benioff、Mark Cubanその他から総額1億1000万ドル
脅威を与える対象:FICO、Avant、LendingClub、Prosper 、その他オンラインで融資サービスを行う各社

Veem(ヴィーム)

本拠地
:カリフォルニア州サンフランシスコ──企業間の国際送金を仲介するプラットフォームを提供。支払いは国際決済ネットワーク(SWIFT)のほか、第三者決済サービス、ブロックチェーンのいずれかを通じて行うことができる。
創業者/CEO:マルワン・フォーズリー(47)
調達資金:Kleiner Perkins Caufield & Byers、GV、Silicon Valley Bank、NAB Venturesその他から総額4000万ドル
脅威を与える対象:外国送金(電信)から利益を得る銀行

編集=木内涼子

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