英ヘンリー王子と5月に挙式のマークル、「集中講座」を履修中?

Photo by Ben Birchall - WPA Pool / Getty Images

英王室は2月12日、今年最も大きな注目を集める結婚式の詳細を明らかにした。ヘンリー王子(33)と米女優メーガン・マークル(36)は5月19日、バークシャー州にあるウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂で挙式する。ロンドンから西に約40km離れたウィンザー城は、エリザベス女王が週末を過ごす居城だ。

挙式は正午に始まり、1時間以内に終了するもよう。王子らは午後1時に馬車でのパレードに出発、ウィンザーの街中のメインストリートを回って城内に戻った後、 聖ジョージ・ホールで披露宴を行う。夜には王子の父であるチャールズ皇太子が近親者や友人だけを招き、2回目の披露宴を開催する予定。これらにかかる費用は全て、王室が負担する。

同地にはこの日、世界中から何千人もの人が集まると予想されている。王室は声明で、王子たちはパレードが、「より多くの人たちがウィンザーを訪れ、特別な日の雰囲気を楽しむ機会となることを願っている」と述べている。

ウィンザーの街とその周辺地域のホテルやその他の宿泊施設は、すでに予約でほぼ満室だ。宿泊料も予想通り、かつてない水準に値上がりしている。

王室が「短期集中講座」で教育

マークルは結婚式の当日までに、英国国教会の洗礼と堅信を受ける。母親のドリア・ラグランドにプロテスタントとして育てられたマークルだが、通ったのはカトリック系の学校。英国国教会の洗礼と堅信を受けるのは、首長であるエリザベス女王への敬意を表するためと見られている。

また、英ニュースサイト「Express(エクスプレス)」によれば、マークルは現在、王子の妻になるための「短期集中講座」を受けている。王室関係筋の情報として、「・・・たった数週間のうちに、英王室独自のエチケットを習得しなければならない」と伝えられている。

「すでにテーブルマナーから洋服の選び方まで、あらゆることについて学んでいる」が、「王室の品位」を保った車の乗り降りの仕方、王室メンバーやと外国の使節との関わり方などについても学ぶという。

「話し方のレッスンによって、米国訛りも和らげられることになるだろう。また、米国との言葉の使い方の違いによって誤解や問題が生じることを避けるため、マークルは英国の“用語法”も学ぶ。例えば、英国ではズボンをパンツではなくトラウザーと呼ぶ」

ヘンリー王子との結婚により、マークルが「プリンセス」になることはない。だが、王室メンバーだけに認められる称号が授けられる。結婚と同時にヘンリー王子にはサセックス公爵の位が授与され、マークルは「ハー・ロイヤル・ハイネス、ダッチェス・オブ・サセックス」(サセックス公爵夫人)と呼ばれることになると見られている。

編集=木内涼子

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