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Photo by Greg Doherty/Patrick McMullan via Getty Image

米国では2月2日、ペンシルベニア州のパンクサトーニーで春の到来の時期を占う「グラウンドホッグデー」のイベントが行われた。ビル・マーレイ主演の映画「恋はデジャ・ブ(Groundhog Day)」では、主人公がなぜか繰り返し同じ場所で、同じグラウンドホッグデーを過ごすことになる。



何度も繰り返すと言えば、思い浮かべるのは最近のアマゾンの見事な“連勝”だ。最高益の更新、株価の最高値の更新、ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の個人資産の数十億ドルの上積み──。



これらを理解するために必要なのは、創業者であるベゾスの哲学を知ることだ。世界中に事業を拡大するための計画に向けた自らの基本的な考えとして、ベゾスは1997年、株主に宛てて公開した書簡の中で次の3つを挙げていた。



1. 事業の鍵を握るのは、独自の価値をもたらすこと



簡単に言えば、ベゾスは常に競合他社よりも安く、より良い商品を消費者に提供しようとしてきた。一つの企業が、高い品質と手頃な価格の2つを同時に提供することは、非常に難しい。どの企業にとっても、これら2つはトレードオフの関係にある。



例えば、多くの人がウォルマートで買い物をするのは節約のためだ。何か特別な経験を求めているのかと言えば、そうではない。一方、多くの人がアップルの製品を購入するのは、最高級のガジェットが欲しいためだ。製品が手頃な価格かと言えば、そうではない。アマゾンは、2つの面を消費者に提供することに成功してきた数少ない企業の例だ。



2. 最も重要なのは、長期的な視点



小売業者の大半は、平均3~15%のマージンを維持している。だが、アマゾンの場合、マージンは平均1~2%だ。アマゾンはこれまでにも、値上げをすることができた。だが、そうしようとはしない。同社がより高い関心を持っているのは、次の四半期に株価をどれだけ引き上げられるかではない。顧客の定着とその長期的な維持だ。



アマゾンはまた、その積極的な再投資計画においても、長期的な視点を最優先させている。昨年の設備投資額は100億ドル(約1兆円)を超え、前年の67億ドルからさらに増加した。そのうちの多くは、より短時間での商品の配送を可能にするため設備の拡充に充てられた。アマゾンが築いているスケールメリットの大きさに、競合他社が追いつくのは今後一層、難しくなっていくだろう。

編集=木内涼子

 

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