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2018.02.12

ネットフリックスが発表「最もイッキ見されたドラマ」10作品

Milles Studio / shutterstock.com

ネットフリックスの人気の高まりを受けて広く一般化したのが“binge watch(ビンジ・ウォッチ)”と呼ばれるイッキ見の習慣だ。

2017年に新たに会員になった人が最もイッキ見した作品は、1980年代の米国中西部の架空の町を舞台としたSFホラードラマの「ストレンジャー・シングス」だった。ネットフリックスはイッキ見の定義を「ワンシーズンのドラマを1週間以内に見終わること」と定義している。

新会員は平均すると加入後の12日間以内に最初のイッキ見作品に出会っており、3日間以内に1シーズンの視聴を終える人々が多数派だという。ネットフリックスでは90%以上の人が、加入後1年以内にイッキ見をしている。

2017年の第4四半期のレポートでは、ネットフリックスの会員数は世界で1億1750万人。昨年の同社のストリーミング売上は116億ドル(約1.2兆円)で、年間の新規加入者は2400万人だった。

会員一人あたりの視聴時間も前年同期比で9%の伸びとなっており、ネットフリックスは今年、80億ドルの費用をコンテンツに費やそうとしている。今後も魅力的な作品がさらに増えることになりそうだ。

下記にネットフリックスが発表した、過去5年間で最もイッキ見されたシリーズ10作品を掲載する。これらの作品は家族向及び子供向けシリーズ、5エピソード以下の作品を除く全ての作品から選ばれた。

1. オレンジ・イズ・ニュー・ブラック
2. ブレイキング・バッド
3. ウォーキング・デッド
4. ストレンジャー・シングス
5. ハウス・オブ・カード
6. サンズ・オブ・アナーキー
7. フラーハウス
8. アメリカン・ホラー・ストーリー
9. ファミリー・ガイ
10. グレイズ・アナトミー

調査企業「The Tylt」のデータによると米国のミレニアル世代およびZ世代(1995年以降生まれ)らが最も好む、ストリーミングプラットフォームはネットフリックスで、80%のミレニアルたちはHuluよりもネットフリックスを選ぶと回答した。

最近の注目タイトルとしては、300年後の未来を描いた未来SFドラマの「オルタード・カーボン」や、マンガ史に残る不朽の名作「デビルマン」をアニメ化した「DEVILMAN crybaby」、フード産業の真実に密着したドキュメンタリーシリーズの「食品産業に潜む腐敗(Rotten)」などがあげられる。

自分が過去にイッキ見したドラマを思い出せないという人は、次の手順で確認できる。ログイン後にサイトの右上に表示されるアイコンから「アカウント情報」を開き、下にスクロールすると「マイプロフィール」の欄に「視聴履歴の表示」というコーナーが見つかるはずだ。

編集=上田裕資

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