「強烈な個性」4タイプ 会議でうまく活用する方法

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誰しもがその人特有の癖を持っており、大半の人は長所と短所を所属するチームに持ち込む。しかし中でも強烈な個性には4つのタイプがあり、特に会議の場面で良くも悪くもチームの力関係に影響を与えている。その4タイプとは、「挑戦者」「分析者」「実行者」「協力者」だ。

「挑戦者」

壮大なアイデアを持ち、既成概念に反することが好きで、会議中に「こんなアイデアはばかげている。私にはもっと良い考えがあるのでそれを試してはどうか」と声を上げるタイプだ。挑戦者は、チームの思考をほぐす素晴らしいアイデアを提案できるが、チームが長期間温め多くの労力を投資したアイデアを変えようとした場合や、チームに几帳面な人がいて、全てをひっくり返そうとする挑戦者のせいで混乱してしまうような場合、チーム内の関係が急速に悪化しかねない。

「分析者」

全分野に万能なわけではないが、特定分野で非常に深い知識を持つタイプ。チームが直面する課題が分析者の専門分野だった場合、問題解決に役立つ最新データや調査結果をすぐに提供してくれる。しかし、チームの焦点が分析者の専門から離れると、退屈して興味を失い、他のメンバーの足を引っ張るような否定的な態度を取ることが多い。

「実行者」

運用面で強い能力を発揮するタイプで、戦術計画や締め切り、業務フローの管理に適した人材だ。一方で、「このアイデアは実行可能か?」という点にとらわれ、チームのイノベーションが阻まれることもある。

「協力者」

チームの調和に注力するタイプ。例えば、実行者が挑戦者の壮大なアイデアにわざと反対意見をぶつけて論争に発展しそうな場面で、協力者はすかさず「本当に賢いアイデアだけれど、少し時間を取って、実現の可能性があるかどうかをクリスと話し合おう」となだめに入る。協力者は険悪な雰囲気を改善することに長けているが、協力と合意形成に重きを置くあまり、チームの前進を妨げることもある。

チーム責任者は、こうした4つの個性の長所をどう活用するかを理解しつつ、短所をカバーし、チームへの悪影響を緩和する必要がある。チーム全員が参加できる生産的な会議を開催するコツは以下の通り。
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編集=遠藤宗生

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