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金融市場に関する記事を中心に執筆

Photo by Daniel Zuchnik / WireImage

世界的な大富豪たちの一部は2月5日、ダウ工業株30種平均の急落により1日にして数十億ドルを失った。最も大幅に資産を減らしたのは、米著名投資家のウォーレン・バフェットだ。

ダウ平均は5日、前週末比1175ドル(4.6%)安で取引を終えた。下げ幅は史上最大となり、年初来の上昇分以上を失った。S&P500種株価指数とナスダックもそれぞれ、前週末比およそ4%下落した。

バフェットの資産は同日だけで、およそ53億ドル(約5750億円)減少した。この金額は、保有資産の約6%に相当する。ただ、フォーブスのリアルタイムの世界富豪長者番付では、バフェットの順位は依然として第3位。同日午後5時(米国東部標準時)の時点で、資産総額は846億ドルとなっている。

2番目に大きく資産を減らしたのは、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)だ。自社の株価が5%下落したことで、資産の4.7%に当たる36億ドルを失った。同時点で公開されている資産額は、731億ドル。

現在のところ世界で最も裕福な人物となっている米アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスの資産は同日、32億ドル減少した。前週に自社の四半期決算を発表、好調な業績を明らかにしたことを受け、1日にして増えた資産とほぼ同額を失ったことになる。だが、それでも番付トップのベゾスの資産額は、(2位のマイクロソフト創業者、ビル・ゲイツより250億ドル多い)1157億ドルだ。

一方、同日にはアルファベットの株価も5%下落。グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンも、資産をそれぞれ22億ドル減らした。オラクルの創業者、ラリー・エリソンの資産もまた、22億ドル減少している。

株式市場の混乱で最大の影響を受けたこれら6人の億万長者たちは、1日のうちに総額およそ188億ドルを失ったことになる。世界の富豪たちの多くが保有する資産は、経営または関与する公開会社の株式が大半であり、市場の変動に影響されやすい。

富豪たちの多くは、9年近くにわたって続いてきた上昇相場から多大な恩恵を受けてきた。S&P500は昨年、企業収益の記録的な増加と景気の回復などにより、1年間で19%上昇した。例えばベゾスは、自社の株価が30%上昇したことで、過去4か月間だけで資産を280億ドル増やしていた。

編集=木内涼子

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