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2018.03.16

みずほ銀行・藤原弘治頭取「スタートアップ企業の成長サポートに全面的にコミットする」

藤原弘治◎1961年生まれ。広島県出身。1985年早稲田大学商学部卒業後、入行。みずほフィナンシャルグループ執行役員IR部長、執行役常務企画グループ長を経て、2017年4月よりみずほ銀行頭取に就任。

なぜ、みずほ銀行はいま、スタートアップ企業の発掘・支援を行い、積極的にイノベーション支援をするのか。みずほ銀行の藤原弘治頭取に聞いた。


新陳代謝は経済活性化の原動力です。そして、その代謝を促進するエンジンはスタートアップ企業だと信じています。地政学リスクの変動やデジタルテクノロジーの進展など、私たちを取り巻く経営環境は半世紀に一度の大きな変革期にあります。新しい時代を切り開き、社会の持続的成長を促すためには、グローバル企業のビジネスモデル改革とスタートアップ企業のイノベーション推進が相互に連関することが重要だと思います。

みずほ銀行はスタートアップ企業の成長サポートについて全面的にコミットしていきます。そして、日本におけるスタートアップ企業の成長を育むエコシステムの中心的存在になりたいと思っています。その時に大事なことは、スタートアップ企業のビジョンやビジネスを理解し、どの方向に進むべきかを共に考え、実現に向けて力を尽くす“ビジネスパートナー”になることです。みずほ銀行では「課題解決のベストパートナー」になることをビジョンとして掲げていますが、これには“ファイナンス(金融)パートナー”になる前に“ビジネス(事業)パートナー”になることへの強い想いが込められています。

先ほど、スタートアップ企業を育むエコシステムの中心的存在という言葉を使いましたが、その真意は、私たちが主役になるということではなく、あくまでもエコシステムの環境を作る“プラットフォーマー”として舞台を演出することにあります。新たな販路を発掘するお手伝いやビジネスパートナーの紹介、資金調達の環境を整えるなど、スタートアップ企業の活躍を後押しする存在になりたいと思っています。

これからの時代を生き抜いていくためには、「ビジネスモデル(事業)の変革」だけでなく、「メンタルモデル(意識)の変革」が必要です。ときには非連続な発想を持って新しい時代に挑戦する。そのメンタリティが、特に大企業の経営には不可欠になるでしょう。もちろん、銀行経営も例外ではありません。ただ、それは大企業のメンタルモデルをスタートアップ企業と同質化させるという意味ではありません。

大企業には、これまで築いてきた歴史と伝統があり、事業や人材の基盤にも強固なものがあります。その上で、企業内起業家精神をいかに育んでいくかが問われています。一方で、スタートアップ企業はどうでしょう。企業家精神なき会社に成功はありません。社会課題解決、グローバル展開、といったビジョンがあり、それを実現する道程がある。何もないところにイチから絵を描く。言葉使いもファッションも違う。

スタートアップ企業の経営者の方は、自分自身で明確なビジョンを描き、遠慮せずに主張を貫くような姿勢がないと、ビジネスでは成功しないと思うのです。私たちの重要な仕事のひとつは、こうしたスタートアップ企業と大企業を「つなぐ」こと。ときに意見や利害の対立もあり、軋轢も生まれるでしょうが、まずは“化学反応を起こす場”を提供すること、そして「つなぐ」ことから、ともに「変化を創る」お手伝いをしていきたいと思っています。
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Promoted by みずほ銀行 text by Masafumi Ikeda photograph by Hironobu Sato

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