アンドロイドを顔認証対応にするモジュール、台湾企業が発表

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アンドロイドユーザーたちはiPhone Xが実現した顔認証機能の登場を待ちわびているが、近い将来にそれが実現されそうだ。

台湾の「LIPS Corporation」はアンドロイド端末向けの、3Dスキャニング機能と3D顔認証ソリューションを発表した。この技術によりiPhone Xと同レベルの顔認証がアンドロイドでも可能になるという。

LIPSが公開したユーチューブ動画によると、このソリューションは深度センサーを持つステレオカメラによって動作し、端末のUSBポートに接続して使用する模様が紹介されている。

カメラの幅や厚みはスマートフォンとほぼ同じで、一般的な3Dスキャニング機能にも対応。照射された赤外レーザーをペアになったセンサーでキャッチすることで、深度を検知し3D顔認証を実現している。

プラグインタイプの3Dスキャナーは便利なデバイスと思えるが、スマホに挿して使う顔認証システムがどこまで実用的なのかは不明だ。ただし、LIPSは今年の第2四半期までにこのソリューションを小型化し、アンドロイド端末に組み込み可能なモジュールに仕上げることを目指している。

2013年に創業のLIPSは、3Dセンシングカメラや3Dスキャナーの開発を行う企業で、サードパーティー向けにそれらを一体化したミドルウェア等を提供している。

LIPS Corporationが公開したFace IDの映像

編集=上田裕資

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