陰険な上司の発言、正しく理解するためのヒント

anucha maneechote / shutterstock.com

もし誰から見ても陰険なタイプが上司や先輩だったら、職場では厳戒態勢を維持しておくべきだ。あなたを罵倒することがなかったとしても、ひどく不愉快なことを全く言っていないとは限らない。

あなたの本能的直感が、その人の本音を読み取ってくれる場合もある。発言とその裏にある真意の例には、次のようなものがある。

発言:「君のどういうところが嫌だと思っているか、分かっているだろうね?」
真意:「自分自身についても、同じところが嫌だと思っているんだ」

発言:「きっといつか、君もその役割を担うことができるよ」
真意:「今すぐにでも、君はその役割を担うことができる。そのことが私の肩身を狭くさせ、緊張させている」

発言:「私が長年の経験から学んだことが1つあるとすれば…」
真意:「私は君より年上で、力があるということを伝えておきたい」

発言:「これから起きるのは、こういうことだ」
真意:「窮地に陥らせてやった」

発言:「まあ、私からすれば、本当の問題のようには思えないね」
真意:「私は恐ろしいほど、人に共感できないんだ」

発言:「君は本当に威圧的だ。誰もそれを良いとは思っていないよ。分かっているだろう?」
真意:「私の周りに必要なのは、従順な部下たちなんだ。私には子供のころから抱えてきた複雑な、未解決の問題があるのだから」

発言:「急いでコーヒーを買ってきてもらえるかな」
真意:「どこまで君に無理強いをすることができるか、テスト中だ」

発言:「あの人と一緒に働くことはできないね」
真意:「陰湿なうわさ話のネットワークは、フル稼働中だ」

発言:「どうすればいいか分からないな。手を貸してもらえるかな」
真意:「こんな低レベルの雑用は君がやってくれればいいんだ。私は面倒くさがりだし、君はいじめやすそうだからね」

発言:「ドアを閉めろ」
真意:「私はこれから君に、ひどく卑劣なことを言ったり、したりしようとしている。そして、そのことは秘密にしておきたい」

編集=木内涼子

ForbesBrandVoice

人気記事