テクノロジー

2018.01.28 08:00

9割の人が使わないGmailの最強セキュリティ「2段階認証」の実力

NIRUT RUPKHAM / shutterstock.com

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月間アクティブユーザー数12億人を誇るGmailは、世界で最も人気のEメールサービスの一つだ。多くのユーザーにとってGmailが最もよく使うメールアドレスであり、唯一のアドレスであることもある。しかも、数多くの重要なオンラインアカウントにリンクされている。

例えばフェイスブックやオンラインバンキング、そしてよく使うEコマースサイトの全てのアカウントにGmailを用いている人も多い。それにもかかわらず、Gmail の最も優れたハッキング対策である「2段階認証」を用いる人は、10人に1人しかいないという。これは非常に残念な事実だ。

2段階認証を設定すると、ログインの際にメールアドレスとパスワードのほかに確認コードが必要となる。確認コードはSMSのテキストメッセージで受け取れるほか、音声通話で読み上げてもらうこともできる。さらにはGoogle認証システムのアプリを使えば端末上でコードを生成することもできる。

2段階認証を設定すれば、ハッカーたちはGmailのパスワードを盗み取ったうえでGoogle認証システムを使うために端末を盗み出すか、SIMカードを乗っ取って通話やテキストメッセージを盗聴しなくてはならない。パスワードが盗まれても不正にログインされることを、ほぼ完全に防げるのだ。

2段階認証を有効にすることこそが身を守るベストな方法だ。グーグルの説明どおりに設定を行えば、ほんの1~2分しかかからない。

多くの人が利用していない理由としては、セットアップが難しいと感じていることもあるだろう。しかし、実際は非常にシンプルな手順で設定を行える。万が一の被害に備えるため、2段階認証を設定してスマホを守るべきだ。

編集=上田裕資

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