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スポーツビジネスを専門としつつ、不定期に教育およびローカルエコノミーに関する記事を執筆

Photo by Barcroft Media / gettyimages

フェイスブックが世界プロサーフィン連盟(WSL)のライブイベントを独占配信する2年契約を結んだ。WSLがこのような契約を結ぶのは初めてで、関係筋によるとWSLは推定3000万ドル(約33億円)の契約料を得るという。

フェイスブックはここ数年、全米プロフットボール(NFL)の「Thursday Night Football」の配信権の獲得に動いてきたが、今年は控えることにしたとブルームバーグが報じている。フェイスブックの全世界のユーザーの3分の2が35歳以下だが、WSLファンの平均年齢が32歳であるのに対しNFLファンの平均年齢は50歳だ。

2017年もフェイスブックはWSLの配信権を持っていたが独占ではなく、イベントはWSLのウェブサイトやアプリ上でも配信されていた。昨年フェイスブック上でWSLのイベントを視聴した人は1400万人近くに及んだ。「独占配信にすることにより、フェイスブック上でのサーフィンやWSLの価値が上がる」とWSLのCEOのSophie Goldschmidtは述べた。

WSLのイベントはフェイスブック上で全世界のユーザーが観ることができるが、米国人ユーザーの場合は新たに始動した動画タブ「Watch」で視聴できる。

関係筋によると、フェイスブックは現在スポーツ関連コンテンツの獲得に注力しており、使える予算は「数十億ドル」にのぼるという。WSLは以前からフェイスブック上で世界中の波の状況を伝え、プロサーファーによるQ&Aを提供しており、今回の提携は自然な流れといえる。

サーフィンはリアルタイム性が重要で、イベントが10~12日間続くという性質があるためデジタル配信に適したコンテンツといえる。WSLはあらゆるデバイスを用い、フェイスブックでイベントが始まったことを通知できる。

2017年にWSLのウェブサイトやアプリ、SNSで消費された動画コンテンツは2800万時間分に及んだ。調査企業「フーキット(Hookit)」の2017年夏の調査によると、WSLはソーシャルメディア上の視聴時間においてNFLとNBAに次いで3位だった。サーフィンは2020年の東京オリンピックで初めて新種目として採用されるなど、今人気の波に乗っているスポーツだ。

「オリンピックは私たちがまだ取り込めていない人々にもアピールできる機会になる。良い印象を与えられることは間違いないだろう」とGoldschmidtは述べた。

編集=上田裕資

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