キャリア・教育

2018.01.26 07:30

転職先選びに必要な「10の絶対条件」

Marius Pirvu / shutterstock.com


以下に、内定を受けたときに自問すべき10の質問を挙げる。A社とB社に当てはめて考えてほしい。
advertisement

1. 新たな仕事では、新しいことが学べるか。この仕事で、現在の履歴書にはない「ネタ」が手に入るか。

2. 勤務スケジュールはどうか。確信が持てない場合は、内定承諾まで進む前に早い段階で確認しておく。

3. どのような昇進の機会があるか。現職や、応募中の他企業とも比較する。
advertisement

4. 上司になる人はどうだろう。これまで会話した中で、自信を持った正直な人に映ったか、それとも役人のように単調で怖い人に見えたか。あなたが仕事で成功し、幸せを感じられるかどうかを大きく左右するのが直属の監督者だ。不安定な上司は多く存在する。こうした上司に当たれば、惨めな生活が待っている。

5. 会社での1日はどのようなものか。朝9時や午後3時には何をしているだろう。この仕事で私の魅力や影響力は上がるだろうか、逆に下がるだろうか。仕事は自分の得意なこと、好きなことと一致しているか。

6. この仕事でどのような課題を解決することになるか。現時点で何が課題なのかが分からなければ、質問を重ねよう。内定を承諾するのは、重大な課題を解決できる場合に限る。そうでない場合、その仕事は雇用主にとって欠かせないものではないため、いつ解雇されてもおかしくない。

7. 勤務時間外や週末の対応を期待されていないか。確信が持てない場合は質問しよう。内定承諾後や勤務開始後になってから、週末の電話対応や深夜のメール返信を期待されていることを知るようではいけない。

8. 内定を出した企業の評判は? 口コミ情報サイトでの評価はどうだろう。会社について知り合いに尋ねた場合、どのような反応が返ってくるか。従業員や顧客をぞんざいに扱う企業、倫理に欠けた無能なリーダーが経営する企業に就職してはいけない。

9. 採用プロセスでどのような扱いを受けたか。候補者に何週間も連絡せず、平気で放っておくような会社での仕事はお断りだ。

10. 最後に、直感ではどう感じているか。勘はあなたを守るため、長い期間をかけて進化してきた。頭で考えることをやめて本能の声を聞いたとき、どう感じるだろうか。

就職の機会が巡ってきたら必ず、ここに挙げた10の質問を自問しよう。新しい仕事には就きたいだろうが、あなたが自分で言っていたように、高い基準を設定しても問題はない。自分の時間と才能を高く評価していることを世間に、そして雇用主に伝えよう。

そうすれば、世間もあなたを自己評価と同じくらい高く評価するはずだ。

幸運を祈っている。

翻訳・編集=出田静

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事