“フォトジェニック”を読み解く


人を動かすアカウントは3つの「S」を持っている

消費者もバカではないので、実態のない水増しカウントが存在することにも気づいていますし、見極める力も強くなっています。「愛用」と言っていたシャンプーが翌週には変わっていたり、谷間を見せる自撮りが多かったりすると「お金のためにオススメしているんだろうな」「共感できないな」と感じ、心のシャッターはぴしゃりと閉められてしまいます。

一方そうしたアカウントとは対照的に、フォロワー数に比例して真の支持を集めているインフルエンサーも存在します。徹底的なユーザーホスピタリティでSNSの総フォロワー65万人を抱えるゆうこすさん(@yukos0520)や、一般人であるにもかかわらず、圧巻の世界観の旅写真で10万以上のフォロワーを魅了するMOYAさん(@moyamoya2121)などがそう。

彼女たちのアカウントに共通するのは、一貫した「3S」を持っていること。3Sとは、「Stance(姿勢)/ Sincere(誠実) / Style(スタイル)」です。フォロワーに対して自分の姿勢を明確に持っていて、ウソをつかず誠実であり、スタイルや世界観をゆがめるようなPR投稿はしない。この3Sこそ、フォロワーに“インフルエンス(影響)”を及ぼす秘訣なのです。

そして3Sの積み重ねで得られた「信頼」は、お金で買えるものでも、一朝一夕で手に入るものでもないからこそ、企業が彼女たちのチカラを借りたプロモーションを仕掛ける価値があるのです。

フォロワー数のその先に

企業がインスタグラマーを使った施策を行う際に考えなければいけないことは、多くの人に届けることよりも、まずは本当に届けたい人にしっかり届けてくれる信頼あるインフルエンサーを選ぶことです。本質的ではないプロモーションが減り、いい商品が、求めている人の元にきちんと届く世界であってほしいなと思います。

文=中村朝紗子

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