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Photo by Christopher Furlong/Getty Images

アプリ分析サービス「AppAnnie」によると、自分とそっくりなアートを探してくれる機能が追加されたアプリ「Google Arts & Culture」が先日、iOS向けの無料アプリランキングで1位になった。この機能はカメラで撮影した人物に似たアート作品をAIが探してくれるもの。多くの人々がその機能を試して結果をツイッターに投稿している。

例えばアメリカのドナルド・トランプ大統領の写真で試してみると、AIは15世紀の政治的野心が高かったバイエルン公女ジャクリーヌ・ド・エノー(Jacoba of Bavaria)をはじき出した。

1401年に生まれたジャクリーヌは、現在のオランダとベルギーに位置するゼーランドとホラント、そしてエノーという3か国を治める伯爵の娘だった。父親は1417年に亡くなり、ジャクリーヌは唯一の相続人だったため、自分が3か国の支配権を得るべきだと主張したが、神聖ローマ皇帝ジギスムントに認めてもらえなかった。3か国はジャクリーヌのおじにあたるヨハン3世が治めることになった。

ジャクリーヌはいとこと結婚してヨハン3世に対して戦争を仕掛けた。この戦争は別のおじが止めに入り、ジャクリーヌの夫に3か国が与えられたが、その夫は3か国をヨハン3世に保証として渡してしまった。

これに対しジャクリーヌは結婚を無効としてイギリスに渡り、グロスター公ハンフリーと再婚。1424年には新しい夫と軍隊を引き連れて3か国を取り返しに戻ってきた。当時彼女を迎え撃ったのがフィリップ3世だった。ところが1425年、ハンフリーがジャクリーヌを残してイギリスに逃げ帰ってしまう。ジャクリーヌはフィリップ3世によって幽閉される。その後ジャクリーヌは1436年に亡くなった。

トランプの写真はたくさんあるが、グーグルのアプリで使用するとそのうち複数がジャクリーヌとマッチするとの結果が出た。しかも、トランプの写真とのマッチングで多く上がるのが女性という、不思議な事態になっている。

編集=上田裕資

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