ニュースサイト「BGR」によると、試合は追いつき追い越されの接戦となり、好プレーが続出したという。クライマックスはゲーム終了数秒前に訪れ、バイキングスのステフォン・ディッグスが奇跡的な逆転タッチダウンを奪うと、ファンの興奮は最高潮に達した。バイキングスが29対24で勝利した瞬間、ファンの一部は、アップルウォッチから心拍数の異常通知を受け取ったという。
アップルウォッチのソフトウェアは賢く、ユーザーが屋外で速く動いている際に心拍数が上がると、ユーザーがランニングをしていると推測する。同様に、ワークアウトアプリが起動している間はユーザーが運動中であると推測する。
しかし、今回のケースではユーザーが動いていなかったため、アップルウォッチは次のようなメッセージを発信したという。「アップルウォッチは、あなたが静止していたと思われる10分間で心拍数が120 BPMまで上昇したことを検知しました」
通知を受け取ったバイキングスファンはさぞ驚いたことだろう。しかし、ファンの心拍数が上がるのも無理はない。何しろ、残り0秒でタッチダウンが決まるのはNFLのプレーオフ史上初のことなのだ。アップルウォッチから通知を受け取ったユーザーの一人であるMike VanDelinderは、通知画面のスクリーンショットをツイートした。
彼は通知を2度受け取ったというから、アップルウォッチはかなり心配したに違いない。アップルは今後、「シアターモード」のように「試合観戦モード」を追加するのも良いアイデアかもしれない。いずれにせよ、アップルウォッチがユーザーをしっかりモニタリングしてくれているのは頼もしい限りだ。