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日本のジャーナリストで最も顔が広いと言われる田原総一朗。
政財界を中心に圧倒的、かつ多彩な人間関係を築き、若い起業家からも支持される。そんな人脈の達人に訊く、人とのつながりで大切なこととは。


その人が本当に何を考えているのか、これをどうしても聞きたい。

ジャーナリスト、田原総一朗がよく口にする言葉である。1960年に大学卒業後、岩波映画製作所を経て東京12チャンネル(現テレビ東京)入社。現在に至るまで、一貫して報道畑を歩んできた田原は、いまでも1日平均5人ペースで新たな人と会う。雑誌連載のインタビューや、社外取締役を務めるコンサルタント会社の指南役、また特に最近では国内外のスタートアップの起業家たちを取材しているのだ。

若い世代に対して田原氏は、「60年代の全共闘運動では学生たちは新左翼と化し、既存の権力を変えようと戦いましたよね。では現在の若者はどうか。じつは変わっていないと思う。いまの人たちは権力ではなく社会を変えようとし、そのために学生運動ではなくベンチャービジネスを起こしているのです。熱量は同じ。いや、むしろベンチャーのほうが高いのではないかと感じています」

田原は、マイクロソフトの黎明期に米シアトルでビル・ゲイツと会っている。1982年、同社の副社長になったばかりの西和彦を訪ね、すぐにゲイツを紹介され、3人で会食。同社が開発を急いでいたMSX(パソコンの共通規格)の進捗や日本進出のタイミングを直接聞き出した。当時ゲイツと西は共に27歳。日本からやってきた48歳の男に情報化時代の到来を熱く語ったという。

田原はまた、ソフトバンクの孫正義とも80年代から付き合いがある。創業間もない孫は、自社の会社案内に田原の推薦文を載せたいと願い出て、写真入りで掲載した。

なぜ、こうも若い起業家やリーダーたちは、田原に心を開くのか。

「私が常に全てをさらけ出し、いっさい隠し事をしないからですよ。当然、嘘もつかない。そうしてこそ、相手の心を掴むことができる」と田原は笑う。

心を掴むという意味では、同氏がよく話題に上げる田中角栄元首相は、「人脈づくりが天才的にうまかった」と強調する。小学校卒の学歴でありながら総理大臣にまで上り詰めた田中の特徴は、「とにかく人の名前を覚えるのがうまかった」ことにあるそうだ。田中が地元新潟で街頭演説したときのことを、田原はいまでも鮮明に覚えている。現場に着くなり集まっていた聴衆に歩み寄り、次から次へと人々の名前を呼びかけたのだ。もちろんメモを見ているわけではなかった。また、官僚の誕生日や結婚記念日を間違いなく記憶し、必ず手紙や贈り物をした。官僚たちと良好な関係を作り上げ、37本もの議員立法を成立させることにつながる。田中はその後、金脈問題の責任を取って首相を辞職するが、「仲間を裏切らない姿勢」に田原は強い影響を受けたという。

人脈が組織へ広がるとき


インタビュアーに鋭く切り込む直球に、常在、真剣に向き合う心意気を感じる。同氏が幅広い世代に慕われるのが分かる。

田原のネットワークの広さを物語る逸話は数多い。その圧倒的で多彩な人脈を紹介してもらおうと、最近、若い起業家との接点から新しい広がりを提供しているという。「聞かれれば惜しげもなく提供する」という田原氏のスタンスは、若手起業家にも大いなる助けとなっているそうだ。

「どんどん紹介していますよ。人脈はみんなで使うから意味がある。少なくとも私のまわりは、みんなそう思っています」こうした田原の言動を俯瞰してみると、ある特徴が浮かび上がる。"本音"である。彼は相手が誰であろうと、初対面から自分をさらけ出し、本音でガンガン言うから信頼関係が育まれるのだ。

だが、それはなかなか簡単にできることではない。秘訣を聞いてみた。するとこんな言葉が返ってきたのだった。

「じつは私は正直な人間というよりも、隠し事をすると何が何だかわからなくなってしまう。だから嘘をつけないだけなのかもしれませんね(笑)」60年にもわたり各界リーダーとホットラインを築き、歴史の動向を間近で見てきた田原総一朗。彼は、そのつながりを若者たちに惜しげもなく伝授する。人脈は1日にしてならず。されど、それは生かし続けてこそ価値が高まるということを知っているからだろう。


データとテクノロジーで人脈を組織に活かす「Sansan」

田原総一朗氏の積み重ねた人とのつながりは、私たちはそれと同じレベルを作り得ない。真似できない人脈と情報の厚みを、同氏はインタビューで「みんなで使うから意味がある」と評した。

企業向け名刺管理のスタンダードであるSansanは、ビジネスの出会いを資産に変えることで世界を変革するという理念を持つ。名刺1枚、その生きたデータとテクノロジーを組み合わせ組織に活かすことは、田原氏が言う「みんなで使う」ということだ。

Sansanがもたらす3つの価値
・営業のチャンスが広がる〜部門を超えた人脈の活用で組織的な営業へ発展〜
・生産性の向上〜テクノロジーが持つ時間と場所の制約をなくし最新の情報を〜
・組織の活性化〜個人が築いたつながりを共有し新しいコミュニケーションの構築へ〜

営業を変え、生産性を変え、組織を変える。人脈の組織活用がこれからのスタンダードとなっていくのだ。


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