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自転車シェアの「ofo」は、昨年12月に10億ドルを調達したと伝えられた。(testing / shutterstock.com)

アジア企業へのベンチャーキャピタル(VC)の投資額は、米国に迫りつつあることが明らかになった。先日発表された、PwCとCBI Insightsが共同でまとめたレポートによると、アジア企業への昨年のVCからの投資額は708億ドル(約7.8兆円)。対する米国は719億ドルだった。

昨年の世界全体のVC投資額は前年度比50%増の1640億ドルに達し、2000年以降で最高額を記録。アジア地域での投資額の伸びが全体を牽引したと報告書は述べている。

なかでも注目すべきは中国の動向だ。昨年、世界最大規模の資金調達を果たした6社のうち、4社が中国企業だった。配車サービスの「滴滴出行(Didi Chuxing)」は、昨年末にソフトバンクらから40億ドルを調達。「Meituan-Dianping(美団-大衆点評)」も40億ドルを調達した。また、自転車シェアの「ofo」も12月に新たに10億ドルを調達したと伝えられる。さらに、EV企業の「Nio」もテンセントらから10億ドルを調達した。

一方で「KPMG」のレポートでは昨年、中国におけるVC投資額は前年比15%増の400億ドル(約4.4兆円)に達したとされている。中国におけるVC投資は特に、人工知能領域や自動車テクノロジー、企業サービス分野で活性化している。

また「IVC Research Center」のレポートによると、イスラエルのスタートアップ企業への投資額は9%増の52億4000万ドルに達している。一方でヨーロッパのスタートアップへのVC投資額も40%増の176億ドルだった。

編集=上田裕資

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