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科学技術の未来、文化について執筆

Vera Larina / shutterstock.com

米カリフォルニア州ハンティントンビーチ本拠の宇宙関連スタートアップ「ロケットラボ(Rocket Lab)」が1月21日、同社にとって2回目の小型ロケットの打ち上げを行い、衛星を軌道に送り込むことに成功した。

同社の「エレクトロンロケット」は21日、ニュージーランドの発射場から打ち上げられ、発射から8分31秒後に軌道に到達。3つの小型人工衛星を軌道に投入した。

人工衛星のうち1基はPlanet社の依頼を受けて搭載した「Dove Pioneer」と呼ばれる画像衛星だった。Planetはこの衛星を通じて取得した映像データを顧客企業に提供する。残りの2基はSpire社から依頼を受けた「Lemur-2」衛星で、Spireは衛星画像から天気情報や船の航路情報をクライアント企業に提供する。

ロケットラボのCEOで創業者のPeter Beckは声明で次のように述べた。「昨年5月の初打ち上げの成功以来、わずかな期間で2度目の打ち上げに成功した。ロケットの商用利用時代の幕開けを記念したい」

ロケットラボは2018年の前半に、再びエレクトロンロケットを打ち上げる予定で、現在5つのロケットを製造中という。同社は既にクライアントとして「NASA」や「Moon Express」「Spaceflight」などの企業と契約を結んでいる。

ロケットラボは小型衛星の打ち上げに特化したスタートアップ企業として知られている。小型衛星の打ち上げは、大型の衛星の打ち上げに相乗りして行われることが多く、この分野でビジネスを行う企業らは大型衛星の打ち上げスケジュールに縛られるのが難点となっている。

小型衛星を打ち上げたい企業の需要に応えるかたちでロケットラボは事業を拡大し、エレクトロンロケットの増産体制を整えつつある。ロケットラボは2017年の春に7500万ドルの資金調達を実施。体制が整い次第、年間50回以上の打ち上げを行うことを目標としている。

編集=上田裕資

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