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I write about the Chinese, Indian and American movie industries.

ザーイラー・ワースィム(Photo by Hindustan Times / gettyimages)

中国の映画レビューサイト「Maoyan.com」で9.6の高評価を得たインド映画「シークレット・スーパースター」が大ヒットの兆しを見せている。

「シークレット・スーパースター」はボリウッドの大スターのアーミル・カーンと若手女優のザーイラー・ワースィムが共演した作品。二人は2016年の大ヒット映画「ダンガル」でも世界的な成功を収めており、インド映画としては空前の興行収入を叩き出していた。

「ダンガル」は若い頃にレスリング選手だった父親役をカーンが演じた映画。自分が果たせなかった夢を娘たちに託すという実話に基づいたストーリーのこの映画は、中国で2億ドル近い興収をあげ、カーンの中国での人気を不動のものにした。

筆者が関係者から得た情報によると、今回の「シークレット・スーパースター」は公開初日の午後3時の時点で、既に330万ドル(約3.7億円)という記録的な興収をあげており、12日から公開された有名女優チャン・ツィイー主演の新作「Forever Young」を凌ぐ勢いだ。「Forever Young」の初週末の興収は2300万ドル(約25億円)だったが、「シークレット・スーパースター」はこれを上回る興収を記録しそうだ。

アーミル・カーンは「ダンガル」の中国での興収からの彼の取り分が12.5%だったことを明かしており、その金額は約2500万ドルだったと推定される。「シークレット・スーパースター」はMaoyan.comの試算では中国で8400万ドル(約93億円)の興収をあげると予測され、今回もカーンは中国のみで約1000万ドルの収入を得ることになりそうだ。

出足の好調さが今後も継続する保証はないが、「シークレット・スーパースター」の中国の初週の興収は、インドでの初週の興収を上回るものになることはほぼ確実といえる。

編集=上田裕資

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