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ペリエ ジュエ 最高醸造責任者 エルヴェ・デシャン

「初来日は2004年。その当時と比べると、日本の方はシャンパーニュの新ヴィンテージに関心をもってくださるようになりましたね」

そう語るのは、ペリエ ジュエの重要人物、エルヴェ・デシャン氏。1811年創業のメゾンの7代目最高醸造責任者である。今回は記念すべき新ヴィンテージ、ベル エポック 2011を携えての来日だ。

「2011年にペリエ ジュエは創業200年を迎えました。その大切な節目にベル エポックを造ることができ、とても幸運でした」と、感慨深げに語るデシャン氏。それもそのはず、ベル エポックは品質のよいブドウが収穫できた年にしか造られないヴィンテージシャンパーニュ。実際、2009年と2010年は造られなかったというから、2011年ができたのは、まさに天がデシャン氏を見放さなかったのだろう。

「実は先日1911年ヴィンテージを飲む機会があったのですが、ボトリングから100余年を経てもなおフレッシュであることに驚きました。2011年ヴィンテージも100年後に飲んでいただけることが楽しみです。私は残念ながら現場に立ち会えないでしょうけれど(笑)」


仏シャンパーニュ地方、エペルネのカーヴで歴代ヴィンテージが貯蔵されるセラー「レデン」は、デシャン氏のみが開けられる特別な場所

ペリエ ジュエといえば、ボトルを優雅に飾るエミール・ガレのアネモネの絵が有名だ。ボトルだけでなく、シャンパーニュ地方のエペルネにあるメゾンの迎賓館には、ガレをはじめ、メゾンと所縁のあった錚々たるアーティストの作品が飾られている。それは、ペリエ ジュエの優雅な泡がアーティストの創作意欲を刺激するからだと、デシャン氏は語る。

さて、ベル エポック 2011はどのようにアーティストを魅了していくのだろう。実に楽しみである。


エルヴェ・デシャン◎1956年、フランス・シャンパーニュ地方生まれ。醸造学、農業工学の学位を取得。83年に発酵セラー担当として入社後、ペリエ ジュエの重要な醸造技術を学ぶ。93年に最高醸造責任者。長い歴史の中でわずか7人目のセラーマスターとしてメゾンを率いる。

文・構成=松本倫子 写真=吉澤健太 構成=秋山 都

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