1. 面接の時間と場所に同意した後、直前になって正当な理由なしにキャンセルすること(例えば、自分自身や家族の病気やけがは正当な理由と言える)
2. だらしない服装や、仕事関連で人に会う際にふさわしくない服装で面接に臨むこと(例えば、銀行の求人での面接にサンダルを履いて行くことなど)
3. 応募している企業の事業内容や、応募する職種についての知識なく面接に臨むこと
4. 面接に遅刻すること
5. 口頭での条件提示を受け入れた後、書面での条件提示に返答せず、メール、留守電、テキストメッセージにも無反応で音信不通となること
ただし、これらと同程度またはさらにひどい振る舞いが、リクルーター/面接担当者/採用責任者から就職応募者に対しても行われていることは、心に留めておくべきだ。
ほとんどの就職希望者は、企業側からのひどい対応に慣れてしまっている。そのため、自分の方も気を緩めてしまう人がいるのも不思議ではない。リクルーターや採用責任者からプロ意識に欠けた態度を取られたからといって、それと同レベルに自分をおとしめてしまえば良い仕事を逃してしまうことを忘れがちになる。
理想の応募者を引きつけるための一番の方法は、企業側が素晴らしく信頼性の高い組織文化を持つことだ。そうすれば求人広告を出さずとも、必要になった時にすぐ新たな人材を得られる。従業員、取引先、顧客がファンクラブのように口コミを広めてくれるのだ。人事部門や採用責任者はもちろん、CEOにとっても理想的な状態だ。
企業側の時間を無駄にするひと握りの身の程を知らずな就職希望者を気にする必要はない。そのような人材を雇わずにすんだことを喜ぶべきだ。採用プロセスと企業全体を、できる限りフレンドリーかつ人間的にしていくことにエネルギーを注ぐべきで、そこにこそ成功の鍵がある。