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I am an internationally-recognized leadership educator and executive coach.

オプラ・ウィンフリー (Photo by Michael Kovac/Getty Images for Moet & Chandon)

ゴールデン・グローブ賞の授賞式で功労賞に当たるセシル・B・デミル賞を受賞した米人気司会者、オプラ・ウィンフリーのスピーチを受け、米政界では彼女の大統領選出馬の可能性が取り沙汰されている。

オプラの演説は、米国の価値観(特に報道の自由と男女平等)に基づいた考え方を支持するものだった。オプラは自分のキャリアを通して、この価値観を模範的に体現してきた。彼女の言葉は力強く、説得力があり、トランプの大統領選出馬から2年余りの期間を耐え忍んできた多くの人の気持ちの全てを代弁してくれたようだった。

自力で成功を収め、信用や誠実さがあるオプラは、間違いなくトランプとは対極をなす存在だ。また非常に雄弁で、ずば抜けたコミュニケーション力を持っている。しかしそれよりも重要なのは、彼女が恵まれない人、貧困の中で育ち不利な立場から抜け出せない人に声を与えていることだ。

オプラの発信するメッセージは、自身の経験によって作られたものだが、他でも指摘されている通り、その内容は“聴くこと”から生まれている。オプラが司会を務めたトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」の素晴らしい点は、さまざまな人に自分自身のストーリー(体験談、身の上話)を語らせたことだった。彼女は、人があらゆる問題について声を上げることのできる安全な場を提供した。

彼女はそもそもジャーナリストであり、人が持つ最高のストーリーを引き出すことができる。その聴く能力の高さは、大半の政治家を寄せ付けないほどだ。政治家の発するメッセージは、自分に関することばかりで一方通行だ。

フランクリン・ルーズベルトやロナルド・レーガン、ビル・クリントンといった優れた大統領は人々の話に耳を傾け、それを自分の経験と共鳴させていた。そのため彼らの演説を聞いた人は、まるで自分に直接語りかけているように感じた。ルーズベルトはかつて自分のスピーチライターの一人に対し、窓の外の建設現場で働く労働者を見て、こうした人たちが理解できる言葉で原稿を書くよう指示した。彼は平凡な人たちとつながる必要性を理解していたのだ。

オプラ・ウィンフリーにもその才能はある。しかしそれは果たして、大統領になるのに十分なものか?

編集=遠藤宗生

 

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