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2018.01.18 16:30

イタリアのスパークリングワイン「最高格付けの1本」の秘密

Barone Pizzini Franciacorta DOCG Saten 2012 / 通常の最低瓶内熟成は18ヵ月だが、サテンは30ヵ月の長期瓶内熟成でエレガントな仕上がり。

Barone Pizzini Franciacorta DOCG Saten 2012 / 通常の最低瓶内熟成は18ヵ月だが、サテンは30ヵ月の長期瓶内熟成でエレガントな仕上がり。

フランチャコルタは、イタリア北部、ロンバルディア州に位置するフランチャコルタ地方で作られるスパークリングワインだ。

シャンパーニュと同じく、瓶内で二次発酵させるメソッド・トラディショナルを採用しており、1995年にこの方式で造られるワインとしてイタリアでは初めてDOCG(原産地呼称ワイン)に認定された。

エチケットに「フランチャコルタ」と表示されているワインは、フランチャコルタ地方で造られ、フランチャコルタの製法で造られ、フランチャコルタというワインであるという3つの意味を持つ、稀有にして、イタリア最上級のスパークリングワインなのだ。最低瓶内熟成期間はシャンパーニュは15ヵ月だが、フランチャコルタは18ヵ月。長期熟成により、味わいは深くなめらかに、泡はきめ細やかに、エレガントな印象に仕上がっている。

「バローネ・ピッツィーニ」はフランチャコルタでも最も長い歴史を持つワイナリーのひとつであり、1998年には地域の中でもいち早く有機栽培の認証を受けた先駆的な存在。

なかでも白ぶどう(シャルドネ)を100%使用し、シャンパーニュでいえばブラン・ド・ブランにあたる「サテン」は高貴な花の香りに、シトラス系のアロマやミネラル感の余韻、そしてシルクのようになめらかな口当たりをもつ。まさにイタリアのスパークリングワインにおける最高格付けの一本である。

このスペシャルな一本を楽しめるのが、ローマの三ツ星シェフ、ハインツ・ベック氏が初めて自分の名を冠したリストランテ、東京・丸の内の「ハインツ・ベック」だ。

「フルーティで軽やかなフランチャコルタは魚介やチキンと好相性。サテンのやわらかな酸味と穏やかでエレガントな泡は、乾杯の一杯から食中まで、料理の邪魔をせずにお楽しみいただけると思います」と語るのは同店マネージャーの三浦春悦氏。革新的なイタリアンとのマリアージュをぜひ楽しんでいただきたい。


バローネ・ピッツィーニ フランチャコルタ DOCG サテン
度数:12%、容量:750ml、価格:5500円(税別)、問い合わせ:アルカン(03-3664-6591)

ハインツ・ベック
住所:東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー1F・M2F
電話:03-3284-0030

text and edit by Miyako Akiyama

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