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I write about Uber, the sharing economy and startups.

Tero Vesalainen / shutterstock.com

2017年はウーバーが苦戦した一方、競合のリフト(Lyft)は好調な業績をあげていたことが分かった。1月16日、リフトは昨年の乗車回数を2倍に伸ばし、米国とカナダのトロントでの乗車回数の合計が3億7550万回に達したと発表した。トロントでは昨年12月にサービスを開始していた。

リフトの2015年の乗車回数は1億6260万回だった。リフトが乗車回数を伸ばせた原因としては、ウーバーよりも良い印象をアピールできた事があげられる。昨年は「#DeleteUberキャンペーン(ウーバーを消そう運動)」で始まり、数十万人がウーバーのアプリを削除した。それ以降、ウーバーは前CEOのトラビス・カラニックの追放や、社内のセクハラ問題の浮上、社内の組織再編といった問題の対処に追われた。

リフトのバイスプレジデントを務めるWoody Hartmanは、業績好調の理由の一部を人々が「これまでとは違う移動手段」(ウーバーに限らず自家用車での移動や公共交通の利用)を求め始めたことにあるとした。

「私はリフトに5年務めており、年を追うごとに新たな課題と向き合っているが、2017年は全く違う年になった」とHartmanはフォーブスの取材に述べた。「昨年は多くの人々がリフトという企業のカルチャーやその価値に気づき、新たな顧客やドライバーたちを獲得でき、それが業績の拡大につながった」

2017年のリフトの利用者数は2300万人以上に達した。2016年は1200万人だった。また、ドライバーの数も約2倍に増え、140万人になった。

「2017年の初めにリフトのカバー範囲は米国の人口の55%だったが、年の終わりには95%に達した。つまり、今ではほぼ全てのアメリカ人がリフトを利用可能で、ドライバーとして働くこともできる。これは巨大な成長といえる」とHartmanは述べた。

2017年のリフトの乗車回数は大幅に伸びたが、リフトとウーバーの両社は無料キャンペーン等も行っており、乗車回数だけで業績を評価することは難しい。リフトはユニークユーザー数として2300万人という数字を発表した。その中にはリフトを通年で1度のみ利用した人も含まれていると思われる。

また、リフトのビジネス規模をウーバーと比較するのも難しい。ウーバーは米国での2017年の業績を公開しておらず、サービス提供地域は78か国の600都市に及んでいる。ウーバーは2017年に世界で40億回の乗車回数を記録しており、世界の月間アクティブユーザー数は7500万人で、ドライバー数は300万人だと述べている。

一方でHartmanは、リフトが3億7550万回の乗車回数を達成できたことは非常に意義深いと述べた。Hartmanは2013年にリフトで勤務を始め、累計の乗車回数が100万回を達成した際に、社内でパーティーを開いたのを覚えているという。それから4年が経過し、今では一日の乗車回数が100万回に達しているのだ。

「ここまでの成長を達成できたことは、大きな驚きだ」とHartmanは話した。

編集=上田裕資

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