1. 1ドル(約110円)未満で取引されている仮想通貨に注目──1ドル以下なら、「安い」と思える。この点が重要だ。元手の少ない投資家にとっては、特にそうだ。
また、安価であるということは、その価格が2倍、3倍に上昇する可能性が高いことを意味し得る。1月13日までの7日間に見られた一部の仮想通貨の天文学的な上昇(522%上昇して0.038ドルを付けた「RubleBit」や、7412%上昇して0.082ドルとなった「cyder」)も、そのことを示している。
2. 最も有望な仮想通貨をウェブサイトで確認──貨幣数量の増加が価格の比例的上昇をもたらすと考える「貨幣数量説」に従えば、普及レベルが一定の程度に達した仮想通貨については、その「内在的」価値が推測可能になると考えられる。
3. 個別の仮想通貨をフォローしているコミュニティーをソーシャルニュースサイトで確認──Reddit(レディット)には、イノベーターや早期利用者らのコミュニティーがある。
4. 供給可能量に対する実際の供給量を確認──これが必要な理由は明白だ。仮想通貨の価格は、需要が増えれば供給量が不足し、価格上昇の可能性が高まる。
5. 取引量と価格の変動を示すチャートを確認──投資するなら、価格が上昇し、取引量も増えている仮想通貨を選びたいと考えるはずだ。それらを確認できるチャートから、それぞれの仮想通貨の今後の見通しを推測することができる。
当然のことながら、こうしたヒントは非常に慎重な姿勢をもって見る必要がある。基本的価値ではなく「盛り上がり」に投資することは、非常に危険な賭けだ。勢いが失われ、仮想通貨がほぼ全く価値のないものになるのかどうか、予測することは困難だ。