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石井雄也 PRESI代表取締役(左)と石井光 PRESI-X代表取締役

本質的な価値をもつ不動産の販売にこだわり、創業2年目ながら、IRRは驚異的な1万8000%を達成。不動産投資のニーズをとらえ、最高の物件を提供してきたPRESIグループの両輪、石井雄也、光兄弟が未来への展望を語った。


投資リテラシーの高い層をターゲットに、アパートの販売を行う、真の意図

「描いていたビジネスモデルのひとつは完成しました。いまこそ、新たなマーケットに進出するタイミングだと思っています」

27歳の若き経営者石井雄也は10年先、20年先、さらには50年先の不動産市場を想定しながら、PRESIグループがいま何をやらなければいけないのか、最善のシナリオを常に考えている。多角的な戦略は創業前からすでに練っていたようだ。2歳年下の弟で、グループ会社の販売部門を統括するPRESI-X代表石井光が兄の思いを代弁する。

「30代、40代で高収入を稼ぐビジネスパーソンのなかには非常にシビアな観点で不動産投資を行い、着実に資産を増やしていく方たちがいます。彼らは積極的にさまざまな会社のセミナーに参加し、コミュニティをつくっています。お互いに情報交換をしながら、投資に失敗しないように自己防衛しているわけです。こうした投資リテラシーの高い人たちからの信頼を勝ち取ることが、私たちの最初の目標のひとつでした」

PRESIのモデルとは、首都圏の優良な土地を買い、相場よりも2割から3割安い価格で、アパート1棟を販売するというものだ。光が続ける。

「私たちは一日に30件から50件の仲介会社を訪ね、実際、現地にも赴きます。必死にかき集めた有力な情報をさらに吟味し、買い上げた土地を選別して1、2%にまで絞り込みます。こうして厳選に厳選を重ねた土地を確保したうえで、お客さまのご希望に沿った建物に仕上げて販売しているのです」

光がひと通り話した後、雄也が補足する。

「それでも十分とは言えません。この不動産を高利回り物件としてお客さまにお渡しするには、あらゆる無駄を省かなければならないからです。例えば、ひとつのアパートをつくるにあたり、中間業者や販売会社を必要以上に介入させれば、不動産価格は高騰します。投資家がその物件を購入した時点で、建物価格が大幅に下落することを意味します。

これでは、最もリスクを背負う投資家が利益をあまり享受できないという本末転倒の話になってしまう。PRESIは自分たちで地元の工務店に直接アプローチし、PRESI-Ⅹが販売する、つまり、PRESIグループが開発から販売までをワンストップで行うことで中間マージンを最小限に抑えています」

“PRESIが提供する不動産なら安心して購入できる”。こうした評判は投資リテラシーの高いビジネスパーソンたちに瞬く間に浸透していった。今期、PRESIは40棟を超えるアパートの売買を行い、昨年末のIRR(内部収益率)は1万8000%という驚異的な数字をたたき出した。ベンチャー企業としてこれ以上ない滑り出しである。しかし、「それはさほど重要ではない」と雄也が言う。

「私たちにとって必要だったのは、PRESIが自分の利益を追いかける会社ではなく、誠実にお客さまと向き合う会社だと認知されることでした。次のステップに向かううえで、このことを最も重視していたのです」

Promoted by PRESI text by Hiroshi Shinohara photographs by Shuji Goto edit by Akio Takashiro

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