侮辱的な採用条件を提示された時の対処方法

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以下は読者のエブリンから寄せられた便りと、私からの回答だ。



リズさんへ

私は10月から職探しをしています。

ある商用不動産会社のプロパティマネジャーの職に応募し、これまで2度面接を受けました。プロパティマネジメントの仕事は以前経験があったので、採用のチャンスがあると思ったのです。そして実際にオファーを受けました。

リクルーターから電話があり、希望の給与について聞かれたので、6万ドル(約680万円)と答えたところ、「問題ないと思います」との返答でした。その後、その会社のプロパティマネジメント部門の幹部と面接した際に、私の前職での収入を聞かれました。

そこで私は、リズさんの勧める通りに回答しました。「私は6万ドルの職を探しています」。相手からは何の反応もなかったため、私は6万ドルで大丈夫なのだと思っていました。

昨晩、採用条件に関するメールが届きましたが、提示された年収は4万8600ドルでした。これは侮辱的です。面接で先方と話した金額より1万2000ドルも少ないのです。返信する気にもなりませんが、どのように対応したらよいでしょうか?



エブリンへ

まずは、相手側に悪気はないかもしれず、条件提示のメールを準備する際に事務的なミスがあったのかもしれないと考えてみること。本当に先方のミスかもしれないし、そうではないかもしれないが、それはすぐに分かること。

リクルーターへ連絡し、「XYZ社から条件提示を受けたが、どうも勘違いがあるようです。先方からの提示金額は4万8600ドルでしたが、あなたと私、そして採用担当マネジャーと私との間では、初任給として6万ドルで話が進んでいたはずです」と伝え、リクルーターにその後の対応を委ねるべきだ。

もしもリクルーターからの返事が「先方のミスなので、条件提示の書面は修正されるはず」ということなら、それで問題なし。しかし、「4万8600ドルが先方からの最大限の提示だ」という回答なら、もうその職に興味がないことをリクルーターへ伝えよう。
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編集=遠藤宗生

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