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テックジャーナリスト

(左)エンジェル投資家 松本浩介(右)カマルク・ホールディングス 和田直希

和田直希が2014年6月に創業したカマルクホールディングスは、家具とITを融合させたIoTプロダクトを開発・製造している。日本向けには、温度や湿度に合わせてテーブルそのものが音を奏でる「サウンドテーブル」を提供。

一方、同社売り上げの9割、製造拠点であるインドネシアではセンサー扉を展開し、首都ジャカルタで売り上げトップ5に入るメーカーだ。18年1月には世界各国でのサービスリリースも予定している。

エンジェル投資家の松本浩介は、創業直後に投資を実行した。


松本:初めて会ったのは2014年夏です。シンガポール在住のエンジェル投資家である加藤順彦さんに紹介され、カマルクのインドネシア家具工場を訪れました。そこで和田さんは、製造業の鍵がサプライチェーン・マネジメントであることを、各商材を手にとりながら詳細に説明してくれました。

カマルクで製造することでの圧倒的な価格優位性と、製造工程を厳密に管理し欠品・不良品率を抑えるオペレーションを聞いて、これなら必ず“勝てる”と思い、投資を即決しました。加えて、木工技術とテクノロジーを一体化させていけば、新しい家具の未来を提案できると感じたのです。

和田:08年に単身インドネシアに渡り、一から東南アジア最大規模まで成長させた家具受託製造工場の経験を生かし、創業当初から「全世界で一気に立ち上げるグローバル企業になりたい」と考えていました。ですが、ほぼすべての投資家から「まずは日本で成功しなさい」と返された。

そんななか、松本さんは「和田が目指すなら俺が応援する、ファイナンス面はしっかりフォローするよ」と背中を押してくれました。松本さんはストリートファイター型の投資家。ファイナンスと事業企画のプロとして、実践かつ大人目線で物事を考え進めているので、事あるごとに説得力ある助言をいただきました。

松本:和田さんが素晴らしいのは「会社を潰さない」ことへの姿勢です。会社を設立した以上、成長させ継続させるのが経営者の使命だと思います。ベンチャー企業の経営者と話す機会は多いですが、そこに最もコミットし、安定感があるのが彼であり、計画未達時のバックアップ策を徹底的に考え抜いています。

文=土橋克寿 写真=平岩 享

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